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アートディレクターの流儀/DODO DESIGN 仕事の進め方 【前編】
「アートディレクターの流儀 考え方・つくり方のデザインストーリー(MdN)」にて掲載していただいた内容の記事になっています。
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JR 新宿駅 B1階改札内に2024年4月17日より新たにオープンした、ルミネがつくる食をテーマにしたエキナカ商業施設「EATo LUMINE(イイトルミネ)」のオープン告知用ビジュアル。新しく誕生したここだけにしかないショップや、東京初進出、ルミネ初出店の人気店、行列ができる路面店など、注目の28ショップが登場。コンセプト設定から、キービジュアル、 OOH、ムービー、新聞広告、オープン前の仮囲い、店舗装飾などをトータルで制作しました。
1.オリエンテーション
話題のお店や流行りの場所に行くと、刺激がもらえて心がときめく。でも、時間がある休みの日じゃないとなかなか行けない。そんな“効率性を求めながらもQOLを高めたい都市生活者 ” をターゲットに、エキナカにあるから時間が無いときでも立ち寄れて、クリエイティブで充実した食で刺激をチャージできる場所に、という今回の企画の想いを説明してもらいました。オリエンテーションを通してどんな想いをクライアントが持っているのかを丁寧に汲み取っていきます。
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2.アイデアフラッシュ
オリエンテーションを受け、まずはデザインのヒントとなりそうなイメ ージを広げていく作業に着手しました。今回のターゲットや一番伝えたい想いは何なのかを整理すると共に、関連語や対義語、擬音語など、思い浮かぶすべてを無作為にワードとしてスマホにメモしていくことで、固定概念にしばられないさまざまなアイデアを引き出せるよう意識します。
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【COLUMN】 アイデアの源泉
衣食住あらゆる事にとても興味があり、デザインアイデアの源となるのは、日々の発見と関心から成り立ちます。日頃から身の回りにあるものの特徴を観察することを心がけ、作業をしたりアイデアを出していく際に役に立つよう意識しています。一番大切にしていることは、オリジナリティを探すこと。今回のEATo LUMINEのビジュアル開発においても、普段のインプットが活かされています。
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3.ラフのプレゼンテーション
アイデアフラッシュや集めたリファレンスをベースに、企画案とデザインラフを作成し、プレゼンテーションするための準備を進めていきます。ここでは、クライアントとのコミュニケーションが最も大切となり、全員が納得のいくまで何度も提案とディスカッションをし、より良い企画とビジュアルを目指して、ブラッシュアップを繰り返します。
【1回目の提案】
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【2回目の提案】
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【3回目の提案】
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以上となります。いかがでしたでしょうか?前編の記事ではオリエンテーションを受けてから、ラフのプレゼンテーションまで紹介させていただきました。
次回の記事では後編として、企画の決定から、撮影・デザインのディティールの検証、そして完成までお話しさせていただきます。