工藤優太/Yuta Kudoh

Diablos Rojos del México #56 (メキシカンリーグ)/Max150km/hの変化球投手

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正しいリリース/リリースポイント

ここでは、正しいリリースポイントは「肩肘の負担が最も少ない、かつ、球速とコントロールを両立することが可能なリリースポイント」と定義します。 正しいリリースポイントで投球しないと、いくら下半身を使っても、いくら筋トレしても、どんな理論を用いても良い球は投げられません。ゴール(リリース)が正しくなければ、それまでの過程をいくら練習したところで上手くいかないですし、間違った投げ方をすれば当然肩肘の故障リスクも高くなります。よって、正しいリリースポイントや正しいリリースの仕方の理解

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    • どの病院に行っても治らなかった投球時の肩の痛みが無くなるまでの約4年のリハビリの流れ

      まず肩の違和感を感じたのが、高校2年の4月あたり。この時は肩が温まればその違和感は消えていたので特に何もしてません。高校3年の春辺りから痛みが出始めましたが、キャッチボールで一回全力で投げて痛みを出せばその後は消えるという現象が起きるので、その手法を使ったり、野球部のトレーナーさんに応急処置的なものをしてもらったりして、夏の大会まで乗り切りました。ちなみにこの時の痛い場所は三角筋後部辺りです。 野球は続ける気でいたので、高校野球を引退してからも週1程度ではありますが全力また

      • 投球フォームのタイプ②

        今回は投球フォームのタイプについての第2弾です。第1弾では、力の発揮の仕方の違いによるタイプ分けについてお話ししました。投球フォームのタイプ分けは、様々なものがありますが、タイプ分けの理論はあくまで参考程度なので全て正しいと捉えるのではなく、知っておくと便利くらいの感覚で取り入れられると良いです。しかし、プレイヤー、指導者、どちらの立場であっても正しい投球フォームを求めていく中で、このタイプ分けというものは避けては通れない道でもあります。 さて、今回のテーマは 利き手、利

        • ピッチャーのパフォーマンスを決定づける要素

          ピッチャーのパフォーマンス力を決める要素はどんなものがあるでしょうか?この要素というのは、球速やコントロール、変化球のことを指しているのではなく、それらを決める要素、例えば、筋力や可動域などです。 考えられるものは様々出てきます。 筋力 フォーム 柔軟性 体幹の強さ 足の速さ … 思いついたものは全て正解になると思います。 このように箇条書きしていったら、何十個何百個も出てくるでしょう。その数を頭に入れて練習メニューを決めるのはなかなか出来ることではありません。 しか

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        正しいリリース/リリースポイント

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          「全身をバランス良く鍛えろ」の真相

          「全身をバランス良く鍛えろ」 私はこれまで何回もこの決まり文句を見聞きしました。 「全身をバランスよく鍛える」という言葉はとても便利に使われている気がします。 こういった人に、「なんでバランス良く鍛える必要があるのですか?」と聞いてまともな答えが返ってこないこともあるでしょう。 バランス良くは筋トレに限らず言われるので、バランス良くというと正しい事を言った気になれるのもあるかもしれません。 大体の人が、左右のバランスが崩れると怪我に繋がる(またはパフォーマンスが落ち

          「全身をバランス良く鍛えろ」の真相

          Weighted Ball を投げることで得られる効果

          今回は、Weighted Ball を投げることで得られる効果について、私の考えを交えながら話していきます。 こちらは、DRIVELINE のWeighted Ballです。通常の硬式球(140-148g)の重さや大きさを変えたものが15種類あります。重さは一緒だけど大きかったり、小さくて軽い、重くて小さいなど、様々なボールがあります。DRIVELINEのように、ここまで重さや大きさを変えたボールはなかなかないと思いますが、他のメーカーのトレーニングボールで代用しても同様の

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          Weighted Ball を投げることで得られる効果

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          理想の投球フォームを習得するための考え方

          どの投手も理想の投球フォーム像というものを持っていると思います。こういう風に投げたい、ここをこういう風に改善したいなどあると思いますが、自分の思い描いている投球フォームをつくり上げることはなかなか難しいことです。 なんで、このフォームにならないんだ? このように悩んでいる人が多いと思います。 なぜ、目指している形にならないのか。 「とにかく、あの動きを意識しまくれば、いつかは定着しているだろう」 この考え方で良い場合と悪い場合があります。 これで習得できるパターンも

          理想の投球フォームを習得するための考え方

          投球フォームのタイプ①

          当然ですが、人によって投球フォームは異なります。パフォーマンスを上達させたいのであれば、自分がどういったタイプなのかを理解しておいた方が良いです。指導者は、対象者がどういうタイプなのかを理解しておかなければなりません。タイプに合わない動作や感覚を追い求めてもマイナスになるだけです。小学生や中学生にここを理解しろというのは難しい話ですし、理解させる必要はないと思いますが、彼らを指導する指導者や、ある程度経験値を積んだ高校生以上のプレイヤーは、タイプについて理解しておくべきだと思

          投球フォームのタイプ①

          球速アップのためのウエイトトレーニングの考え方(瞬発力/最大筋力/筋肥大)

          ただ闇雲にトレーニングして球速上がるパターンもありますが、球速が上がれば上がるほど、その様なやり方で球速を上げることは難しくなっていきます。 120キロだった人が、とりあえずがむしゃらにトレーニングしたら130キロになりました、みたいなことは意外とあったりするんですが、140,150クラスになってくるとそれでは通用しないことが多いです。 また、筋トレを全くやってなかった人がやってみたら球速上がったというのも結構ありますが、それなりにトレーニングを積んだ人だと、ただ頑張った

          球速アップのためのウエイトトレーニングの考え方(瞬発力/最大筋力/筋肥大)

          初動負荷とウエイト

          初動負荷トレーニングを推奨している方の中には、ウエイトトレーニングはやらない方がいい、初動負荷だけで十分だ、といったことを言う方がいて、割合的にもかなり多いように感じます。というのも、ワールドウィングのほとんどのスタッフがそのようなことを言います(ビジネス上しょうがない部分もあるかもしれませんが)。 言いたい事は十分分かります。初動負荷トレーニングのように筋肉の反射を使うことが望ましいことは言うまでもありません。その動きを作ることが初動負荷トレーニングの最大の目的の1つであ

          初動負荷とウエイト

          プライオボールエクササイズの目的や効果

          プロアマ問わず、プライオボールドリルを取り入れる選手や指導者が増えてきています。明確な目的を持って取り入れる人もいれば、流行っているから取り入れるような人もいると思います。ここでは、私がどのような目的で取り組んでいるか、そして、考えられる効果を説明します。 プライオボールとは、中に砂の入ったボール、サンドボールです。正直DRIVELINEのものでなくても良いと思います。DRIVELINEのプライオボールに関してはいえば、100g,150g,225g,450g,1000g,2

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          プライオボールエクササイズの目的や効果

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          個人的にオススメな初動負荷トレーニングの種目の解説

          初動負荷トレーニングは、一般的なトレーニングや初動負荷を真似したストレッチマシンで行われる直線的な動きではなく、回旋動作も伴う立体的な動きをトレーニング出来ます。ストレッチ効果による柔軟性向上だけでなく、弛緩→伸張→反射というリラックスした上での筋力発揮を学習できます。 まず、マシンの種類は、10種類以上あり、各マシンにつき複数種目あり、エクササイズとして30種類以上はあり50近くあるのではないかと思います。私はその全てを経験したわけではないですが、30種類程は行ったことが

          個人的にオススメな初動負荷トレーニングの種目の解説

          グラブの使い方

          グラブの使い方は、人によって様々ですが、使い方の表現として グラブを前で「止める」 グラブを後ろに「引く」 よく聞く表現はこの2つでしょうか。 グラブの使い方も大事ではあるのですが、それ以上に重要なところがあります。 投球動作で最も重要なフェーズの1つがここです。 どれだけ開きを抑えて着地できるか どれだけ開きを抑えてトップができるか 着地の時の捻転差 そのためには左肩を入れるという動きが重要になります(右投手想定で話を進めます)。 左肩甲骨の前傾 これが着

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          グラブの使い方

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          軸足の使い方

          軸足が大事、軸足にどれだけ貯められるか、軸足で蹴る、などなど、軸足の重要性の本質を理解していない人でも口癖のように言います。軸足は確かに重要で、軸足の動作で球速もコントロールも決まると言っても過言ではありません。 まずはこちらの動画の軸足の動きに注目してご覧ください。 まず、軸足の下肢三関節(股関節、膝関節、足関節)が屈曲した状態(トリプルフレクション)になります。 そのトリプルフレクションのままどれだけ長く横(ホーム方向)に進めるかが球速を出す上でのカギになります。

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          軸足の使い方

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          捻転差の重要性

          身体の開きを抑えて投げる。 投手のほとんどがこれを意識的に取り組んだことがあると思います。 全く開かないで投げるのはメカニクス的には不可能です。開かないと投げられないのですが、大事なのはどのタイミングで開くかです。 目安となるのは、着地の時に上半身が三塁側(右投手想定)を向いているか。開くという動作は着地してから始まります。タイプによっては着地直前に捻転差を作って着地前に開き始めるタイプもいますが、捻転差を作って投げるという目的は変わらないので、タイプによる差はここでは

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          捻転差の重要性

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          踏み込み脚の使い方

          まずはこちらをご覧ください↓ (引用元: https://www.baseballgeeks.jp/pitching/%E3%80%8C%E7%90%83%E6%8C%81%E3%81%A1%E3%81%AE%E8%89%AF%E3%81%95%E3%80%8D%E3%81%AF%E6%9C%AC%E5%BD%93%E3%81%AB%E9%87%8D%E8%A6%81%EF%BC%9F-%E3%83%94%E3%83%83%E3%83%81%E3%83%B3%E3%82%B

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          踏み込み脚の使い方

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