#4 初めて査読の依頼が来た話
はじめに
先日、初めて私に査読の依頼が届きました。依頼元はJournal of Visualized Experimentsで、私がこれまで読んできた中でもユニークな動画形式を採用しているジャーナルです。そのメールを受け取った時、驚きとともに嬉しくもありました。
というのも、私はまだ博士号を取る前の学生であり、研究者としてのキャリアは始まったばかりです。そんな中で査読の依頼が来たため、自分のこれまでの研究成果がある程度評価されたのではないかと思えたからです。研究者として一歩踏み出せた感覚を覚えました。
「査読の技法」を読んだタイミングで
この依頼が来たタイミングがまた絶妙でした。というのも、この直前に「査読の技法」という本を読んでいて、査読の基本的な流れや注意点について学んだばかりだったのです。まさか、学んだことをこんなに早くいかす場が訪れるとは思いませんでした。
査読を通して感じたこと
依頼を受け、実際に査読を進める中で感じたことは、論文に対する視点が変わるということでした。これまでの「読者」、あるいは、「著者」としての目線から、「査読者」としての目線に切り替わりました。この体験から、今後「著者」として論文を書く際にも応用できる学びを得たのではないかと感じました。
また、「研究コミュニティの一員として貢献できる喜びも感じました。査読という役割は、論文を書く以上に地味な作業かもしれませんが、科学の信頼性を支える非常に重要な役割です。これからも、自分の研究を深めつつ、研究コミュニティに貢献できるような活動を続けていきたいと思います。
さいごに
この体験は、研究者としての自分にとって大きな自信となりました。まだまだ未熟な部分もありますが、このような機会を通して少しずつ成長していきたいと感じています。
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