アキレス腱が痛いのは抗菌薬のせいかもしれない

皆さん、こんにちは、ドクターPです。


今回のテーマは『ニューキノロンとアキレス腱の障害』についてです。


アキレス腱とは、ふくらはぎの筋とかかとをつなぐ長い腱組織のことです。


ふくらはぎの筋(腓腹筋、ヒラメ筋)はかかとに向かって伸びる途中で「アキレス腱」に移行します。非常に頑丈な組織であり、本来ならば1トンの負荷にも耐えられるほど強くて強靭な組織です。


このアキレス腱が痛くなる病気はたくさんあって、解剖学的な痛みの場所によっても病気は変わってきます。


原因は、スポーツによってアキレス腱へのストレスで起こるだけでなく、年齢を重ねたことによるアキレス腱の変性もあれば、脊椎関節炎として知られる、内科的疾患の一症状として、『腱付着部炎』が出現することもあります。


今回ご紹介する抗菌薬でも実は、アキレス腱に異常がでる可能性が指摘されています。


ニューキノロンは外来で処方される抗菌薬の中でもポピュラーであるため、副作用で起こるアキレス腱障害について詳しく知っておくと役にたつかもしれません



お役に立てれば幸甚です。


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