パーティー券に関わる一連の問題が自民党を揺さぶり続ける中、安倍晋三首相(当時)に代打を依頼された岸田文雄政調会長(当時)が2019年10月4日にUPF(天宙平和連合)の幹部(およびニュート・ギングリッチ元下院議長)と面談してしまった件は既に忘れ去られましたが、(日本を除く)先進各国がクリスマス休暇に入る前に、UPFによる正体を隠した営業(外交)の事例をもう一つ紹介します。
尚、少し前の記事『もらい事故?. . . 故安倍首相(当時)の依頼でUPF(天宙平和連合)幹部と面会(ギングリッチ元下院議長はカトリック教徒、夫人は元バチカン大使)旧統一教会』の表題および本文にも記載した通り、岸田文雄政調会長(当時)と面談した際にUPF国内外の幹部が担いでいた(UPF他が開催するイベント等の常連である)ニュート・ギングリッチ元下院議長の3人目の奥さんは2017年から2021年まで駐バチカン大使を務めた方です。また、その奥さんの影響もあって、元下院議長は2009年にカトリックに改宗したそうです。この機会に、念のため、繰り返します。
カトリック教会がLGBTQを容認する第一歩を踏み出したことが昨日から報道されていますが、以前から時折UPFのイベントに登壇している
エジプトの外交官であるヒシャーム・バドル駐イタリア大使(当時)・国連世界食糧計画(執行理事会を支援する)執行理事会事務局議長(当時)(元駐日エジプト大使、2022年春に外国人叙勲・旭日重光章)
を担いで、2019年7月1日にUPFインターナショナルのトーマス・ウォルシュ議長(当時)とタジ・ハマド副会長(当時)が、怖れ多くも、ローマ教皇(法王)と30分も面談したそうです。
お二人とも半世紀以上に渡り旧統一教会のコテコテの教会員であり、かつては文鮮明教祖が、現在は韓鶴子総裁がメシヤ(メシア)であると信じて疑わない(ローマ教皇(法王)にとって100%異端である)新興宗教の信徒です。
札束で頬を叩かれて旧統一教会の友好団体や関連企業と付き合っている大勢のアメリカの右派の政治家、他、とは異なり、ローマ教皇(法王)にとってこの面談は(岸田文雄政調会長(当時)とUPF幹部の面談と同様に)不運なもらい事故に過ぎないようですが、故文鮮明教祖と韓鶴子総裁の家庭(父子・母子関係)は崩壊している旧統一教会(世界平和統一家庭連合)およびその友好団体や関連企業が世界中で正体を隠して活動している事例の一つとして書き留めます。
尚、旧統一教会もナザレのイエスが二千年余り前(生年月日は不詳)にベツレヘムで誕生したことを記念するクリスマスを一応祝うようですが、1960年代から正体を隠した勧誘目的で集会を行うことが多かったようです。
朝鮮半島(現在の北朝鮮)にメシヤ(メシア、当初は文鮮明教祖のみ、教祖の没後は韓鶴子総裁)が降臨したと喧伝している旧統一教会は、ユダヤ教やイスラームと同様に、クリスマスにあまり興味はなさそうです。一方、教祖の誕生日と総裁の誕生日にはクリスマスの集会を遥かに凌ぐ荘厳なイベントが開催されるようです。
本稿の結びに(似非キリスト教とはいえ、旧約聖書に加えて)新約聖書も都合よく活用する旧統一教会の総裁のお言葉(2015年12月25日に清平の天正宮博物館で開かれた真の父母様招請・クリスマス晩餐会に参加した日本の教会員に対する真のお母様のみ言)を引用しますが、聖書に関する知識が乏しい日本人が読んでも異端であることは明らかです。