前置きがとても長くなりましたので、お急ぎの方は本文へ進んでください。
【 2024年 】
【 1924年 】
ミュンヘン・オリンピックと同様のテロ事件に見舞われるのではないかと心配されたパリ・オリンピックでしたが、日本代表選手の皆さんも数多くのメダルを獲得して、日曜日(日本では月曜日の朝)に無事に幕を閉じました。
【 メイキング・ビデオ 】
【 本編 】
【 観客が撮影した動画 】
(アメリカ国歌の歌唱に続いて、ミッション・
インポッシブルの主題が聴こえます。)
【 スパイ大作戦(オープニング)】
閉会式終盤のLA28宣伝コーナーでは(映画館のスクリーン上に映る姿より老けた)トム・クルーズが(H.E.Rとダニエル・シーザーが、アメリカ国歌に続いて、ギターと鍵盤ギターで演奏したBGMの冒頭にラロ・シフリン作曲のミッション・インポッシブルの主題が聴こえた後)イーサン・ハントのようなライブ・アクションで競技場に現れ、オリンピック旗をパリからロスアンジェルスへ運びました。このようなパフォーマンスは映画の宣伝には役立つかもしれませんが、サイエントロジーの伝道に資することはなさそうです。
さて、平成から令和にかけても、競技に先立って神社や寺に参拝したり、競技会場にお守りを持参する国内のアスリートは少なくないと思いますが、受験や試合や困ったときにのみ神仏に頼る昨今の日本とは異なり、海外では試合の前後や最中にアスリートが祈りを捧げる場面をよく目にします。例えば、サッカー選手は...
陸上選手は...
2012年に開催されたロンドン・オリンピックの開会式で、故エリザベス女王とダニエル・クレイグによる寸劇に加えて
サイモン・ラトルが指揮するロンドン交響楽団による『炎のランナー』(Chariots of Fire、1981年、イギリス映画)の(ヴァンゲリスが作曲した)主題曲の演奏にMr. ビーン(ローワン・アトキンソン)がシンセサイザー奏者として登場した場面を覚えていらっしゃる方は多いと思いますが
『炎のランナー』の主人公たちは100年前(1924年)に開催されたパリ・オリンピックで短距離走に挑みました。(尚、1896年にアテネで始まった近代オリンピック(オリンピアード競技大会)は、19世紀最後の年(世紀末)である1900年にはクーベルタン男爵 ピエール・ド・フレディの故郷であるパリで開催されました。同じ年にはパリで5回目の万国博覧会も開催されました。)
若干の(一部で批判された)脚色を除き、史実に沿って、ハロルド・エイブラハムス(父親がユダヤ人、100m走で金メダル、4×100mリレーで銀メダル)とエリック・リデル(スコットランド人、ロンドン伝道会(プロテスタント)の宣教師、400m走で金メダル、200m走で銅メダル)の若き日が劇中で描かれました。走ることと信仰が同義であったエリック・リデルが安息日にレース(7月6日(日曜日)に予選と準々決勝、7月7日(月曜日)に準決勝と決勝)が行われた100m走への出場を拒否してから1世紀を経て
東京オリンピック(400mハードル走で金メダル、4×400mリレーで金メダル)でも、パリ・オリンピック(400mハードル走で金メダル、4×400mリレーで金メダル)でも、無敵を誇ったシドニー・マクラフリン(=レヴロン)選手は、自身の信仰についてインスタグラムで発信し続けています。
科学においても、芸術においても、究極を極めた天才たちが人智を越えた何かに言及することは珍しくありませんが、超人的な修練を積んだアスリートたちは神に近づくようです。
シドニー・マクラフリン(=レヴロン)選手の信仰の深さには心から敬意を評しますが、ご主人(アンドレ・レヴロン氏、元アメリカンフットボール選手)と共に
ジョン・マッカーサー牧師が率いるロスアンジェルス近郊のメガ・チャーチであるグレース・コミュニティ教会(福音派)の信徒であることを、いつもは旧統一教会をよいしょしているマッシモ・イントロヴィニェ氏(カトリック教徒)が、先日 BitterWinter に掲載された記事の中で(フランスのカルト規制法制を非難する文脈で)貶しています。
たいした内容ではありませんが、ご興味があれば、Google 翻訳で...
【 Google 翻訳 】
https://bitterwinter-org.translate.goog/sydney-mclaughlin-levrone-how-one-woman-destroyed-frances-olympic-rhetoric/?_x_tr_sl=en&_x_tr_tl=ja&_x_tr_hl=en
尚、文鮮明教祖と韓鶴子総裁の大勢の子女のうち、文恩進女史(3女)と(親子喧嘩の果てに追い出されて、現在はアメリカを拠点に)家庭平和教会(Family Peace Association)を主宰する文顕進氏(3男)は、アジア大会やオリンピック(ソウル大会とバルセロナ大会)の馬術競技に韓国代表として出場しました。
https://olympics.com/en/athletes/eun-jin-moon
https://olympics.com/en/athletes/hyun-jin-moon