
視点の自由研究No.69「視点_好きなことが見つけられた幸せ」
映画が好きです。
子供頃から家のビデオで数々の映画を見て、大学の卒論に映画という題材を選び、自分の職業に映像制作を選び、しまいには映像を作る会社を起こしてしまった。そして今でも時間があれば映画館に足を運ぶ自分がいる。家庭を持って、それほど自分の時間がない状況になっても唯一と言える趣味は映画です。
今回は、そうした好きなものを見つけられたことを考えてみます。
「好きなこと」
誰に言われることもなく自分の好きなものが見つけられたことは実は大きな幸せだったと思います。
映画の中では、様々な登場人物たちが苦難の中でも生き抜く姿勢を見せてくれました。負の感情もそのまま人間の悲哀として映画は描いています。およそ理解のできない登場人物の行動であっても、なぜかその心情には共感してしまう自分もいる。そうした気持ちの揺れ動きは、自分の生きる力になったと思います。
人の評価を気にせず、自分のやりたいことを優先してきた生き方もそんな映画の影響が少なからずあったからかもしれません。
「好きなことを仕事に」
好きなことを仕事にしない方がいいよ、なんて言葉を就職活動時には聞いたものです。しかし、自分がいざ仕事を探す立場になって就活終了時期ギリギリまで活動してついた仕事は好きな映像の仕事でした。
そんな自分が言えるのは好きなことを仕事にした方が絶対にいいということ。
自分の好きなことであれば、誰かに自分の人生の責任や言い訳を求めることはできません。確かに好きなことが限りなく高い頂きで、そこに立てるのが数人という世界もあります。
しかし、その山の世界には絶対にいるべきだと思うのです。目指すべき頂きを眺めながら自分なりの登山の道を楽しむことはできます。そしてそれほど高い頂きなら確実にその裾野も広いはずです。
自分がプレーヤーとしてその頂に立たなくとも同じ頂きを目指す者を支える道もある。自分だけの山の登り方を見つける楽しさもあります。
「幸せ」
自己肯定感というのは幸せにとって不可欠な要素だと思います。自分の人生の主役は自分です。その道のりを如何に楽しむかは自分次第だと思います。その道のりをどれだけ楽しめるかは、やはり好きだと思うものを見つけるのが一番いいと思っているのです。
生きる上で仕事は外せません。生きている時間のそのほとんどは仕事をしています。であるなら自分が好きな山を登っていたい。
大切なのは視野の広さを持つこと。好きなことを見つけたら、必ずその世界の広さも知ることが大切だと思います。
登り方は人それぞれ。最短で登ることも遠回りして登ることもどちらも人生の楽しみ方ではないでしょうか。
いいなと思ったら応援しよう!
