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舞台「正三角形」を観てきたんだな

舞台「正三角形」

を観てまいりました。

*若干ネタバレ入ります


今回は

松本潤さん、
長澤まさみさん、
永山瑛太さん

というもはや説明不要の3人が出演。

もともとプラチナチケットとなっているNODA MAPのチケットは

ダイアモンドかエルメスのバーキンかと言うぐらい取りづらくなり。

いや、ダイアモンドやバーキンは別の意味で買えないけれど。


ワタクシも東京公演はボロ負けで、やっと手にする事ができた次第。それでも取れただけ素晴らしい。


美味しいかき氷も食べられたし。かなり満足。そう、ワタクシは小倉で観てきました。小倉良いところ、また行きたい!


今回の話は、『カラマーゾフの兄弟』から始まります。

19世紀ロシア文学を代表するドストエフスキーの最高傑作を入口に、

野田秀樹大先生

「日本のとある場所のとある時代の花火師の家族」、つまり「 唐松族 からまつぞく の兄弟」の新しい物語を創り上げた。

*太字はオフィシャルサイトからまんまです

オフィシャルサイトから


う…ドストエフスキーとな…。

ドストエフスキーをまるで知らぬワタクシ。先ずはそこからです。

「カラマーゾフの兄弟」

ってどんな話しだっけ〜。

三兄弟を軸に親子・兄弟・異性など複雑な人間関係が絡む中で、父親殺しの嫌疑をかけられた子の刑事裁判について三兄弟の立場で向き合うことが本筋と目されているが、この本筋からやや離れたサイドストーリーも多く盛り込まれている。

Wikipediaから

Wikipediaの概要を舞台を観た後に読むと、

「なるほど!」


と唸ってしまう。

「この本筋からやや離れたサイドストーリーも多く盛り込まれている。」


正にココ!


花火師の家族の父親殺し

と言うパワーワードが頭の中に残り、そればかりに囚われていたのだけれど、やはり

野田秀樹大先生

はそこで終わるはずがなかった。


と言うか、

こっち

(サイドストーリー)

が主流!


野田秀樹大先生の戯曲は何冊も出版されている。その中で彼はこう書いている。

はっきりした頭のうちに、この三つについてだけは書いておきたかった。長崎原爆投下、連合赤軍浅間山荘事件、そして「私」にふりかかった右眼失明の病。鶴屋南北戯曲賞、紀伊國屋演劇賞、芸術選奨文部大臣賞などの賞を総なめにした野田演劇の頂点がここに。「Right Eye」「パンドラの鐘」「カノン」を収録した記念碑的作品集。

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特に

長崎出身の野田秀樹大先生にとって、長崎原爆投下は最大重要テーマなのだろう。


23年前の初演「パンドラの鐘」を観た時の衝撃は忘れられない。


2年前に、再演版を観たわけなんだけれど、正直、初演版の時の衝撃を超える事はなかった。

その後も「オイル」「MIWA」と長崎原爆について書いている。他にもあるかな?「オイル」の時だっただろうか?何の時かあまり覚えていないのだけれど、


「あゝ、野田秀樹にとって、長崎原爆は書かなければならないテーマなのだな」


改めて思ったのを思い出す。


それは、今回「正三角形」でもやはり長崎原爆について書いていたからだ。


若干の強引さを感じつつも、そこが野田秀樹大先生の書く戯曲の面白さでもあるよね?とも思いつつ。


ロシアのウクライナ侵攻が長引き、
北朝鮮が相変わらず日本海に爆弾を何個も何個も落とし続け、
中国がフィリピンのみならず日本の海域侵攻をひっそりとしっかりと進め、
欧米で移民政策が失敗だったと言われる中、少子化だから人口を増やす事を考え、なのに不法滞在者だから納税が増えない移民政策を進める日本政府。
日本国民は有償奨学金で、
留学生には無償奨学金って何?
日本人を育てるつもりないですよね?

それだけでない。

能登地震だ、南海トラフだと、日本沈没の噂が日に日に現実化する昨今。

平和だ平和だとボケまくり、
国民が納めた税金は政治家に良いように使われ、
年金で老後を過ごす事はできない。

Japan is #1.
などと謳っていたのは既に40年前?
今やGDPも4位です。
日本製品が優秀だったのはいつの事?
IT関連も優秀なのはインド?中国?韓国?
それでも日本って最高じゃん?
で良いんですかね?

まあ、こんな風にボケボケでぐうたらな日本にしたのはワタクシたちの世代かもしれませんが。


クルド人が「日本は日本人だけのものではない」と言っているらしいが、

20年後どうなっているのだろうか?


ITの発展により、80年前に比べると世界情勢は見えやすくなっているけれど、

それが事実かフェイクかはまだあやふやで、

政府は80年前同様に多くの事を隠している。

確かなのは原爆投下により多くの善人たる一般庶民が一瞬で殺されたと言う事。


コレは事実。フェイクじゃない。



ワタクシBBAも戦争を知らない。
10〜20代と青春を謳歌している若者など、戦争があった事、原爆投下があった事すら知らないかもしれない。

しかし、

来年戦争が勃発したら、真っ先に徴兵されるのはそんな若者たちだ。

移民だ難民だと日本を貪る不法滞在の彼らではない。彼らは一斉に逃げるかもしれない。日本を守る気など毛頭ないのだから。いや、納税している中国人や韓国人とて同じだろう。居座っても日本軍に加わる事はないだろう。


そして、

テレビやSNSではいつものように平和ボケなニュースが流れ続ける。

兵庫県知事は未だに辞職しないし
(優秀らしいけれど人格的に厳しかったのね)、

不倫芸能人ができちゃった結婚で再婚し
(彼はパイプカ◯トすれば好き放題できるのに)、

次期天皇と言われるプリンスが裏口で東大に入学しようとしている
(一般入試受験すれば良いのに、しないのは実力不足なんでしょ?)。

要は、そんな平和ボケした日常でも、

戦争が起こったら何もかもが変わるって事。


だからどうしたと言う事を言いたいのではない。

戦争とはそう言う事だ
原爆投下とはそう言う事だ

って事よ。


そして、


この事を野田秀樹大先生は事あるごとに思い出させてくれているのではないだろうか?

と、ワタクシは個人的に思ったのだけれどね。



あと、

今年の夏、一番目立っていたのは松本潤でも瑛太でもなく、

長澤まさみ

さんではないだろうか?


何しろ、日本演劇界の二大巨頭の作品出ているのだから。

もちろん一本は本作舞台「正三角形」であり、

もう一本は映画であるけれど三谷幸喜作品「スオミの話をしよう」である。


こちらも既に観たので別途感想を書こうと思っています。⇩書きました。


先ずは本作舞台「正三角形」に関するインタビュー記事を発見したので⇧載せておきます。


彼女はテレビドラマや映画の印象が強いけれど、舞台も何本か出演していて、NODA・MAP「THE BEE」で既に野田作品を経験していた。

今回は二役を演じていて驚かされるけれど、コレは彼女しかできなかったかも?とさえ思わせてくれた。いや。今後もっともっとブロードウェイミュージカルなども演じてほしいと思ったほどだ。

何しろ高身長で映える映える!


まあ、彼女に関しては、三谷幸喜作品「スオミの話をしよう」で書く事にしましょうか。



公演スケジュールは以下の通り。
大阪とロンドンへとまだまだ続く。

【東京公演】
2024年7月11日(木)-8月25日(日)
東京芸術劇場プレイハウス

【北九州公演】
2024年9月5日(木)-9月11日(水) J:COM北九州芸術劇場 大ホール

【大阪公演】
2024年9月19日(木)~10月10日(木) SkyシアターMBS

【ロンドン公演】
2024年10月31日(木)~11月2日(土) Sadler's Wells Theatre

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