香港映画の新しい力「離れていても 但願人長久」を観たんです
香港映画の新しい力
「離れていても 但願人長久」
を観てまいりました。
本作は昨年の東京国際映画祭で上映された様ですが、今年も多くの作品のチケットを取れなかった様に、ワタクシは見損なっておりました。
そして、今年の東京国際映画祭開催時期と重なった形で、この香港映画の新しい力での上映でやっと観られた形となりました。
さて、本作のオフィシャルサイトのストーリーを読むと触れてないのですが、
この姉妹の父親ってのがヤク中なのですね、そして刑務所を出たり入ったりを20年間繰り返してる中、姉妹が厳しい環境の中過ごしたかが描かれているわけです。
そんなクソ親父を演じているのが、41歳になっていた台湾俳優の
呉慷仁(ウー・カンレン)。
彼も41歳になってました!
ワタクシが最初に観たのはドラマ「真愛找麻煩〜True Loveにご用心〜」でした。2012年って事は12年前ですか…。
その後、彼の名演っぷりを数々噂で聞いてきたって感じでしょうか…。なんて言うか、役柄のせいもあるのか、どこか暗いんですよね…。
今回も中国本土から密境して香港入りしたってのと、ヤク中なのが重なって、役柄的には暗い…。
仕事してるんだかわからない感じで、稼いでも全てクスリ、娘のバイト費までクスリに使う。でも、幼い頃から優しかったから娘たちも、妻もなかなか切れない…。20年間のうちに離婚はしたみたいだけれど、娘は切れない。そんなクソ親父を、あの
呉慷仁(ウー・カンレン)
が演じてると聞いて、観たくなった次第。
そして、
映画のタイトルが
「離れていても 但願人長久」。
但願人長久ってのは、中国の古詩の最後のラインになるのかな?⇩
フェイ・ウォン版のYouTube発見。⇧
中秋の時期になると出てくる歌なんだけれど、意味を簡単に言うと「長生きできますように願う」って事だと思う。
なので、映画の英題を
« Fly me to the moon »
にしてるのは、正に中秋の名月にかけてるんだろうな…。
邦題の「離れていても」は観終わった時に、こちらの方が娘たちの父親への愛情が伝わって来ると言う…。
まぁ、そう言う映画でした。
うん。そう言う映画でしたね。
あ、監督は2027年の姉を演じていて、日本好きらしく、映画でもツアーガイドとして来日するシーンもあって…。
うん。そう言う映画でした。
⇧昨年のインタビュー記事を発見。