不登校支援はママの支援もお願いします
夏休み、子どもがずっといてしんどいなぁ…って思ったことありますか?
昨日読んだ本に、以下のような文章があって、あー!なるほど…って思ったのでございます。
引用の前に…
私がここで私がお伝えしたいのは、「不登校のお子さんのお母さんたちのしんどさ」を少し感じてほしい…という意図で書いてます。
この本はめちゃくちゃ良書でした。
ですから、普通に感想文を書こうと思いました。
でもね…、ここ2、3日の間に、あるママの悲痛な声を聞いていて、こりゃこっちが先じゃ!と思ってしまったので、一部分を意図的に抜き出してしまうことで、本のイメージを損ってしまいそうですが、書いちゃいます。
夏休みだってうっとうしいのに…
このお母さん、説明うまいです。
それに、わかります、わかります!となりました。
私は、子どもを育てる中で、自分が子どものときにやれなかった遊びをやり直す!と思ってたので、夏休みは自分のが楽しくて「今日は何する?」くらいのノリノリおばさんでした。
けれど、不登校になったときは、先が見えないし、何かしなきゃいけない妄想に取り憑かれてた時は、かなりしんどかったです。
また、うちの場合は、留守番ができる年齢の大きくなってからの不登校でしたけど、子どもが小さかったり、メンタルが不安定で1人になれないお子さん育ててたりすると、親の方が心の健康を損なっていくことが容易に想像できます。
でも…です。
上の人の文章には、続きがあって
とも、書かれてました。
確かにねーー!です。
子どもって家庭で育まれていくもんです。その通り!です。
私たちは、生まれた時から現在のような公教育のスタイルが当たり前で、自分も子どもも公教育で過ごす時間が長いことが当たり前になりすぎてるのかもしれないと思うのです。
しかし、です。
私は「おひとりさま時間」が必要な人間です。子どもたちが小さい時、「トイレの中くらい1人にしてくれ!」と何度も泣いたことがあります。
愛する我が子だって、年がら年中いたら、しんどいんです。
独身のときに、優雅に1人になれる時間を経験した人ほど、失われた時間に思えてしまって辛いのかもしれません。
それに、1人になってリセットする時間が必要なのは、その人の個性なことだってありますから。
なので、不登校のお子さんの保護者さんに出逢ったら、または、近くにいらしたら、ぜひお願いしたいことがあります。
不登校の子をもつお母さんへの声がけは…
不登校の子どもと保護者さんにもいつくかの段階があるので、全ての人にその対応が必要ではないですが、はじめてのお子さんで、はじめての不登校で…という親御さんには、ぜひお願いしたいことです。
アドバイスや激励はやめてください。
相手のために…や、よかれと思ってしているアドバイスや激励であっても、保護者の心には棘のように刺さってしまいます。
どんなに優れたアドバイスであっても、アドバイスってものは、「いま、あなたのやっていることよりも、こっちのがいいよ」という内容になるため、人によっては「あなたのやっていることは間違えているよ」という受け取りをしてしまうかもしれないからです。
保護者の方にかける言葉は、
「頑張ってるね」など、その人の努力を認めることであったり、「苦しいんだね…」など、気持ちに寄り添う声がけをお願いしたいのです。
我が子のような外に出たくなった子ども&「普通」を手放したつもりの親でも、「頑張ってるのね」と深い共感をいただく泣きそうになることもあるので、保護者はその努力が誰かに認められると元気をもらえると思うのです。
また。
1人になれる、お母さんの心身がリセットできる時間、作ってあげてほしいのです。
ママにはレスパイトが必要です
子どもの不安が強いと、母子分離が難しいケースも多いようにも感じますが、お母さんのおひとりさま時間は、必要です。お母さんの心が不安定になると、子どもも連動して気分がゆらゆらしてしまいますから。
なので、周りの人も、ママ自身も、子どものためにママがリセットする時間を持つことが大事であることを忘れないでほしい。そして、意図して休息する時間を作ってほしいのです。
自分を慈しんで、大切にする時間、めちゃくちゃ大事ですからねーーー。
時間が取れないなら、とれるように環境調整してください!と、声を大にして言いたいです。
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お読みくださった方、ありがとうございます。
必要な人に届くといいな。
多くの人に、伝えたいなぁ。。とも思った次第でございます。
<追記です>
引用につかわせていただた方ですが、3年半の期間に、学校に合わせて一日動く生活から、「子どものやりたい」を優先する生活をしたことで、お子さんたちは主体性や活力を取り戻していかれたそうです。
最初はゲームばかりの生活で…から始まったようですが、ゲームをやる意味が「癒し」のためのゲームから「遊ぶ」ためのゲームになっていったり、自宅ですごしいたお子さんたちの様子は変わっていたといことです。
そして、「湯水のように使えるたくさんの時間」をとことん好きなことに費したことで、子ども達は元気になっていったそうです。
そんな生活を送られたお母さんは、その3年半を振り返って、こうまとめています。
書いているだけで、泣きそうになります。
きっと、この家のお子さんたちは、「あの時、家にいてよかったよ」と言っいる大人に成長されているのだと思います。
勇気あるお母さんたちに感謝!な一冊でした。