桜の下で死んでみたい
七十二侯は進んで、桜始開〜さくらはじめてひらく〜となりました
今年は、大雪のせいで桜の木がたくさん折れてしまったそうです。
ほんのひと時しか咲かない、辛夷(こぶし)が満開を迎えています。
そうかと思うと、その向こうにピンクや白の桃の花も咲いていて、なんとも素敵です。
桜って、蕾・二分咲き・五分咲き・七分咲き・満開・桜吹雪・葉桜・・・とたくさんの様子がありますよね
さまざまの事思い出す桜かな
と芭蕉も詠んでいます。
満開の桜を見ると、思わずぞくっとしてしまうのは私だけでしょうか・・・?
西行法師という形の歌にこんな歌があります
願わくは 花の下(もと)にて 春死なむ そのきさらぎの 望月の頃
出来たら春の桜の満開の下で、満月の頃に死にたいものだ、という唄です。
お釈迦様が2月の15日に涅槃に入られたことに習って詠まれています。
私は死ぬならどんな時期がいいか・・・少し考えたことがありますが、もうしばらく後、GW前くらいでしょうか・・・田植えの頃にこれから作物のシーズンを迎える頃がいいなと。
なんせ、水田に移る大野を囲む山が美しくて大好きなのです。
あの景色を見ると、ちょっとだけ思い出してもらって、あ〜忙しって自分の生活に戻っていってほしい。そんなことを思います。
あと死ぬまでに、何回桜が観れるでしょう?
皆さんは一年のなかで、いつ頃死にたいですか?