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最近流行りの腸活♪
最近、太ろうと思って食べる頻度を増やした結果、疲れやすくなってしまいました。
明らかに「食べ過ぎ」が原因なんですけど、なんで食べ過ぎると疲れやすくなるのでしょう?
今回は、流行りの腸活について科学的にわかっていることも含めて、なぜ腸活が大事かということを調べてみました。
▼ 腸は第2の脳
腸は、起きてる寝てる意識があるなしに関わらず、食べたものを先に送るために、ぜん動運動をしています。つまり腸は、脳や脊髄からの指示なくとも、神経細胞が多くあるために自立して働いているということです。そのため、腸は「第2の脳」とも呼ばれています。
脳は、自分が考えて身体を動かしたり、暑いから身体を冷やそうと汗をかいたりといったように、身体の各部位にさまざまな伝達を神経細胞を通じて送っていますが、その伝達の指令を出しているのが、腸であることが最近の研究でわかってきました。
例えば、精神安定に関わる神経伝達物質のセロトニンは、「幸せホルモン」と呼ばれ、腸から出る指令によって、脳でコントロールされています。
▼ 食べたものは腸ですべて吸収する
腸活が流行る前から、一般的に学校の授業で学んだ腸の働きと言えば、「食べたものを消化して吸収する」という働きです。
<食べ物> → 口 → 食道 → 胃 → 十二指腸 → 小腸 → 大腸 → 肛門 → <便>
以上の流れを経て、食べたものを消化・吸収をして、消化しきれないものや不要物を便として排出します。
その中で、唯一、食べたものを吸収するのが小腸です(大腸は水分のみ吸収します)。
食べ物から取った栄養素を上手く消化・吸収できるかというのが、腸内環境の状況によって変わってくることがわかってきました。
▼ 腸活=腸内環境をキレイする
腸内には、善玉菌・悪玉菌・日和見菌という3つに分類される腸内細菌が存在していますが、その腸内細菌のうち善玉菌が多い状態(腸内細菌のバランスが取れている状態)が、腸内環境がキレイであるという状態です。腸内環境をキレイにするという行動が、腸活となります。
腸活を行うと、身体の調子が良くなるのは、以下の流れで循環していることがわかってきました。
腸内細菌のバランスが良くなる
↑↓
腸内環境がキレイになる
↑↓
腸での栄養素の吸収がはかどる
↑↓
腸から良い神経伝達物質が発生する
↑↓
脳から全身への指令で身体の調子が良くなる
以上の循環を、「脳-腸-腸内細菌相関」という概念と呼ばれています。
逆に、悪循環も同じような相関で繋がっています。
冷たいものや悪いものを食べる
↓
腸内細菌の悪玉菌が増える
↓
腸内環境が汚れる
↓
腸で消化・吸収できずに下痢になる
↓
腸から神経伝達物質が発生する
↓
脳からの指令で全身に腹痛がして脂汗も出る
以上のような体験は皆さん、経験されているんじゃないでしょうか。
今までに記載したように、腸活はむちゃくちゃ健康面においても、精神(メンタル)の安定においても大事なのです。
次回は、具体的な腸活の方法について記載していきます。
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