吉田松陰による人材育成
前回、吉田松陰のやったことを記載しましたが、具体的に、育てた人や育て方についてを今回は書いてみたいと思います。
▼ 明治維新を創り上げた人達を育成
前回にも記載しましたが、吉田松陰が主宰していたときの有名な松下村塾の塾生には以下の方々がいます。
▼ 師と弟子、共に学ぶ
松下村塾では、弟子入りの希望者に「あなたは私に何を教えることができますか」と質問することもあったと言います。吉田松陰は上から下に学問を教えるというのではなく、基本姿勢は「師匠と弟子が一緒に学び合う」という師弟同行・師弟共学の思想でした。
また、吉田松陰の座右の銘は、「知行合一」です。
具体的には、「どんな知識も行動が伴っていなければ、不完全であるという考え方」です。
全国を遊学していた経験からも、行動すること・経験することの大事さを説き、松下村塾でも「自分自身で考えること」を重視し「アウトプット主体」で切磋琢磨していました。
▼ 志をともにする
共に学び、行動する源泉として、志をともにすることが大事です。
人は、自分自身のため、私利私欲のためという「私欲」だけでは頑張れません。(私欲を完全に否定はしませんが)
「公」へと向かう 志 にこそ、自分自身も周囲の人も突き動かされるエネルギーが生まれます。会社組織においても、ビジョン、ミッションが必要とされますが、日本語で言えば志です。(細かくは異なりますが、ニュアンスは一緒とします)
仲間と志をともにして、共に学ぶという人材育成を行い、明治日本の基礎をつくりあげました。
※ こちらの本に詳しく書かれているので、詳しく知りたい方は下記の本からお願いします。