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『いわし雲って名付けた人センス良すぎ』
空を眺めるのが好きなお布団こもりです。
昼休憩時に自販機でコーヒーを買って、ベンチに座り空を眺めていた。
秋の空に、いわし雲が浮かんでいた。
あぁこの秋の綺麗な空を遠く離れたあの人も見ているのかな。同じいわし雲を見てたら良いな。
なーんてオシャレな事を一切考える事なく、お布団こもりの頭の中では、「もし今後、いわしが絶滅したら、あの雲の名前はどうなるのか?」を考えていた。
というか、いわし雲っていう名前はいつから使われている言葉なのか、空よりも広大なインターネットで調べてみた。
いわし雲
正式名称は「巻積雲」と言い、空に小さな斑点状の雲が現れる。
いわしの群れに見える事や、イワシの漁獲量が多い秋によく見られる事から、「いわし雲」と呼ばれている。
誰が命名したか、いつ頃から呼ばれ始めたのかは不明。しかし、江戸時代中期(1650年頃)の俳句で「いわし雲」と記載がある為、古くから呼ばれている名前である事がわかった。
1650年!そんな昔から「いわし雲」と呼ばれていたのに驚いた。
様々な言葉が現れては無くなっていってるのに、「いわし雲」はずっと使われ続けていた言葉なのだ。
すごいな「いわし雲」。
名付けた人は不明であるが、めちゃくちゃセンスが良い人だ。もし会えるならセンスで賞をあげたい。
ずっと昔から「いわし雲」の名前が変わらずに使われているのが本当スゴイ。
それに比べて服の呼び名なんてコロコロ変わっている。
ズボンだって今やパンツと呼ばれている。
とっくりだってタートルネックだし。
チョッキもベストになってるし。
服以外のその他にも消えていった言葉は多くある。ギリ平成生まれのお布団こもりは「チョベリグ」「チョベリバ」なんか良く聞いたものだが、今や死語になっている。
それに比べて「いわし雲」は江戸時代からずっと使われている。
凄いぞ「いわし雲」!
「いわし雲」をずっと眺めていたら、なんだか昔食べた小さなお餅みたいな駄菓子に見えてきた。
あの駄菓子なんだっけ?とお布団こもりの頭の中は秋の空のように移り変わりやすい。
小さなお餅みたいな駄菓子をまたまたインターネットで調べてみた。
するとすぐに答えに辿り着いた。
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これだ!!
この駄菓子は富士製菓という会社から販売されていて、正式名称は「もちもち君」というらしい。
「もちもち君」
とても可愛らしい響きである。
「いわし雲」と同じくらいセンスが良い。
「もちもち君」のような「いわし雲」を眺めていると、「もちもち君」が凄く食べたくなってきた。
そんな事を考えていた、お昼休憩時間であった。