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ベスト判二眼レフカメラがチェキフィルムで撮れる!!
【2021/04/27追記:チェキの写真の向きが間違っていました、、ごめんなさい。】
こんにちは。うめちゃんです。
今回はカメラ紹介、というよりも使い方紹介、みたいな記事です。
というのも私うめちゃん、とんでもない発見(?)をしてしまいました、、
そう。
ベスト判二眼レフカメラが、チェキフィルムで(割と)簡単に撮影&現像&プリントできるのです!!!!
いやぁ。トライ&エラーはしてみるもんですねぇ、、
まさかまさか、です!
まずは今回使用したベスト判二眼レフカメラ。
ででんっ!
ベビーローライ(ROLLEIFLEX 4x4)です!!
ベスト判二眼レフカメラの代表格、と言っても過言ではないでしょう。
この子の最大の特徴。
フィルムが(ほぼ)絶滅していること。
現在ベスト判のフィルムは、日本ではかわうそ商店さん(様々なフィルムを販売しているネットショップ)しか販売しておりません。
(もしくはかわうそ商店で販売中のフィルムを卸している、ごく一部の写真屋さんのみです。)
なのでベスト判カメラで写真を撮るには上記お店で購入するか、自分でブローニーフィルムからカットするしか方法がありません。
私は偶々いただいたベスト判フィルムカッターを用いてフィルムを自作し、ちまちまと写真を撮っていました。
それはそれは、とても良い写りしますよ〜!
あああああああ!!!
良い、、とても良い、、!!
普段は素晴らしい写りをしてくれるベビーローライちゃんなのです!
ただ、前述の通りフィルムの調達がとても大変、、
撮ったり撮らなかったり、、と繰り返していたこの頃、ふとある記事を思い出しました。
それが、「アトム判にチェキフィルムを入れて撮る」という記事。
その時はベビーローライも所持していなかったので「こんな使い方もあるんやなぁ」ぐらいにしか思わなかったのですが、
「チェキフィルム、ベビーローライにも入るんかな?」
と好奇心が湧き上がり、試しにチェキフィルム(mini)をフィルム室に合わせてみました。
ななな、なんということでしょう!!!
チェキフィルムとベビーローライのフィルム室が、ほぼピッタリではないですか!!!!!
しかも僅かにチェキフィルムの方が小さいので、とても良い位置で固定できそうです!
「これは撮ってみるしかない!!」
と翌日仕事にも関わらずわちゃわちゃと撮影した写真がこちら。
えええええ!!!!!
めっちゃ綺麗に撮れてるやん!!!!!
勿論ベビーローライは4x4サイズなのでスクエアフォーマットに写ります。
フィルム面積分全部を使いきれてない、と言ったらそこまでですが、私は良い黒枠が付いたと思っており、結構好きです。
しかもこれ、開放(f3.5)で撮ってるんですよ、、
ピカチュウにピントを合わせましたが、めっちゃピカチュウはっきり見える、、
つまり「フィルムがしっかり固定されている」ということなのです!!!
「これは、、これはベスト判に未来が見えたぞ、、!!」
と思ったので、ここ数日でめっちゃバシャバシャ撮りました←
「撮れる、、撮れるぞ、、!!!」
私の「期待」は「確信」に変わりました。
勿論、途中でフィルムが感光した写真もありますが、そこは「チェキやし、まぁしゃーないかー」と思えるのも、また嬉しいです。笑
さてさて。
前置きがとても長くなりましたが、この技術(?)、「根絶やしにしてはならぬ、、!(誰?)」と思いましたので、やり方を書いていきます。
と、その前に。
これから説明する方法は私がベビーローライを用いて成功した例です。
個体差もありますし、全てのベスト判二眼レフカメラで通用するとは限らないこと、ご理解ください。
また、少々無理な使い方をしているので、カメラが壊れる可能性も否定できません。
くれぐれも自己責任でお願いします。
ではまず、準備物から。
●ベスト判二眼レフカメラ
●チェキフィルム(mini)
●チェキ(中古で全然構いません。フィルム排出機構が正常に動いてれば問題ないです。)
●ダークバッグ or 暗室(暗室でもできなくはないですが、利便性を考えると圧倒的にダークバッグの方が良いです。)
では、実際の撮影方法です。
1、チェキフィルム(instax mini)のケースを袋から取り出します。
左側の状態にします。
2、チェキを用意します。
このチェキは「現像機」専用として使います。レンズやフラッシュは一切使わないので、できる限り光が入らないよう、遮光しましょう。
見るも無惨な、、ですが、大切なフィルムのためです。因みにチェキによっては「フラッシュ発光禁止」ができないカメラもあります。なので、フラッシュ部分も遮光しましょう。(私が今回購入した初代チェキくんは残念ながら発光禁止設定ができませんでした。)
3、フィルムケースをセットし、1回空シャッターを切ります。
1枚目は必ず「ダミー遮光板」が出てきます。ダークバック内で取り出すのも手ですが、面倒なので空シャッターを切りましょう。
黄色い目印に合わせてセットして、、
空シャッターを切る!
ダミー遮光板が出てきました。
4、ダークバッグに二眼レフカメラとチェキを入れ、チェキフィルム1枚を二限レフにセットする。
この項目はダークバッグ内で行う作業です。説明では明室で行っていますが、全てダークバッグ内で行うようにしてください。
また、今後ダークバッグ内で行う作業は、写真の背景を黒くしています。
まず、チェキ、二眼レフのフィルム室を開けます。
チェキのフィルムケースを取り出します。
フィルムケースからフィルムを1枚取り出します。
この時、残り枚数が多い時(〜6,7枚あたりまで)は指でスライドさせるようにすると取り出せます。
残り枚数が5枚程度以下になると、取り出しにくくなってきます。その時は反対側の「指で押すなよ!」マークの部分を軽く押しながらスライドさせると、取り出しやすくなります。笑
二眼レフのフィルム室にフィルムをのせます。
この時メモ欄の方を上にしましょう。また、表裏の感触が非常に似ているため、間違えることが多いです(私はこれで二度失敗しました)。気をつけましょう。
そしてフィルムケースをチェキに戻し、其々のフィルム室を閉じましょう。これで充填作業は終了です。
5、撮る
そのままです。笑
ベスト判二眼レフカメラで最高の1枚を撮影しましょう!
注意点としては、チェキフィルム(カラー、モノクロ共に)はISOが800しかありません。
晴天、真昼間の日向では限界まで絞る、シャッタースピードも最速にしないと適正露出にならないため、気をつけましょう。
6、二眼レフカメラから撮影済みフィルムを取り出し、現像する
撮影が終わったら、二眼レフカメラ、チェキを再びダークバッグに入れましょう。
二眼レフカメラから撮影済みフィルムを取り出し、「元通りに」フィルムを戻しましょう。
具体的にはメモ欄を入り口側、フィルム面をチェキのレンズ側になるように戻してください。
この時、フィルムケースに付いている「黒いビニールのヒラヒラ」が結構邪魔なので、未使用フィルムを少し取り出しながら感光済みフィルムをしまうとやりやすいです。
フィルムを元に戻せたら、フィルムケースをチェキに戻し、空シャッターを切りましょう。
先ほど撮影したフィルムが現像されて出てくるはずです。
なおこの時、フィルムの表裏を間違えていたら、裏面が写真の右側みたいに茶色くなります。(左側の黒色が成功です。)
こうなると失敗です。いくら待っても像は浮かびません。あきらめましょう。
7、待つ
チェキ最大のドキドキタイム、「待つ」です。笑
成功していたら1,2分で像が出始めます。
完全には15〜30分程度待っていれば大丈夫でしょう。
全ての工程で特にミスがなければ、以下のような写真が撮れます。
因みに黒枠の左側に小さな白い四角がありますが、恐らくベビーローライの何かしらの金具がぶつかり、そこだけ跡が残っていると推測しています。
これをどう捉えるかは人それぞれですが、私は「ベビーローライで撮った証拠や!」と、ポジティブに捉えています。笑
こんな感じで一連の流れを紹介しましたが、いかがでしょうか?
最大の短所は「1枚撮るたびに上記工程を行わないといけない」という面倒くささがあります。
しかし、ベスト判二眼レフをお持ちの方からすれば、上記工程は「結構簡単やん!」と思われるんじゃないでしょうか?
(因みに私は「めっちゃ簡単やん!!!」と思いました。笑)
勿論全ての人が「簡単や!」と感じるとも限りませんが、中々撮るまでが大変なベスト判、現行フィルムで「ちょっとお試しに」撮るのもアリかと思います。
「ベスト判二眼レフカメラの再起の道が開けた!!」
と思った、うめちゃんなのでしたー。
〜今日の1枚〜
Camera: ベビーローライ(ROLLEIFLEX 4x4)
Comment: 渋谷スクランブル交差点で撮影。ベビーローライの描写力がはっきりとチェキフィルムに表れており、チェキフィルムのポテンシャルの高さに驚いた写真。
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