制作問答、そのループから抜け出せ
展示販売イベントへ参加すると、次の目標や課題が見えてきます。3年前ぶりに参加したワンダーフェスティバル2022夏(以下、WF22夏)でも、感じることがあったんです。
焦るんです。
3年ぶりの展示販売イベントだったWF22夏。以前のイベントから気持ちの変化がありました。
▼造形イベント参加のアフターレポート
実は、以前からデジタルモデリングができないことへの焦りが、すごーくあったんです。
今でも各ディーラー達が次々にデジタルモデリングでガレージキットが発表され、その造形力に驚きや感動がありますが、イベント閉会直後はとにかく焦ります。
やべぇ と。
それは、
デジタルスキルを身に付けなければいけないという強迫観念。
おぃおぃこれが本職ではないだろう?そう言って宥める。
ツール云々ではなく”何をつくりどうみせるか”だろうと意固地になる。
閉塞的卑屈なループ。
そうじゃなくて。
悶々しても仕方がないし。
新しい流れに You 乗っちゃいないよ。
今までの売り上げを新ツールに投資することがディーラーとしてレベルアップするはずだ。
つくりたくでもできなかったカタチを彫ることができるんじゃないか?
賽を投げよう。
自己問答を繰り返した末、デジタルモデリングをはじめた原型師へ相談しました。そしてコロナ禍のステイホームを機会に、デジタルツールや3Dプリンタを購入し勉強を始めたのです。
あの時期に得たもの
おかげさまで21年9月発売のガレージキット「F」でデジタルモデリング導入キットをデビューさせることができました。
その後、WF22夏発売の「Humapty Dumpty」で応用させています。
▼Humpty Dumptyはボディと小パーツがデジタル
そして「POST」では、フルデジタル原型を実現させることができました。
▼新作POSTはフルデジタル(一部パテ盛り)
手作業で造形できないところや苦手な箇所を補う使い方ですが、ツールの選択肢が増え、表現の幅も広がっています。
Humpty Dumptyは一次原型や各パーツでデジタルの導入ができたので、未経験の頃のような焦燥感は和らいでいます。
デジタルもアナログ、フィジカルも関係ないと言いたいとこですが、まだまだ向上心を持って彫りたい。
つくりたいものはたくさんあるからね。
▼創作周辺のことをなんとなく
▼いつかZBrushへ・・・!(小生、ZBrushCoreユーザー)