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【実話】出版社のアラフォー社員がTikTokフォロワー0から100万回再生達成するまで
こんにちは、ディスカヴァーです!
実はこの冬、弊社、ひそかにTikTokはじめていました。
しかも、バズりました。
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♬ 2:23 AM - しゃろう
どんなイケイケのZ世代ティックトッカ―が入社したのかと思いきや…
中の人の正体は、アラフォー男性社員N(!)
今回はそんな彼にヒーローインタビュー。
![](https://assets.st-note.com/img/1678434876197-FL9vOi31OK.jpg?width=1200)
「なぜ出版社がTikTok?」
「どうしてバスらせることができたの?」
「というか、そもそもなぜアラフォーがティックトッカ―に?」
特にSNS担当者必見の内容、ぜひ最後までお楽しみください!
動画つくりたい欲が強まりすぎて…アラフォートッカ―爆誕
はじめまして、営業部のNです。
現在、広告動画制作やオーディオブックの制作とセールスを担当しています。
もともと、ネット番組の制作をやっていたので動画制作は完全に自分の守備範囲。そして、動画を作ることがとても好き。
ただ社内の動画制作の需要の振り幅が大きく、なかなか動画制作をする機会がないという現状だったので、自分のモチベーションが下がってきていることにある日気がつきました。
そこで「自分のいる意義を見つけたい」と社内でショート動画のプロジェクトを提案して、担当として着任しました。
当初は、YouTubeの知見が多少あったということもあり、利用ユーザーがどんどん伸びているYouTubeショートを進めていました。
2つある自社チャンネルのユーザー層を調べ、刺さっているコンテンツをピックアップし、そこに特化したショート動画を作れば再生数が稼げるのではないか?と何本かアップしてみたのですが、編集に時間がかかるわりに、思うような結果は出ず…。
さらに、他の業務もあるので、コンテンツの制作量も増やせません。
そんなとき、
「書店員さんがTikTokを勧めている」
「TikTokはいつ始めるのか?」
などの声が社内で上がって来たことで、
「そんなに需要あるんだ…?」と思いまして、TikTokもはじめることに。
当初は苦戦の連続…。
でも自分としては、TikTokには後ろ向きだったんです。
なぜなら、ターゲットを調べれば調べるほど「本を買わなさそうな層」ばかりが見えてきていたから。
予想通りといってはなんですが、TikTokをはじめてみても、YouTubeショートよりも結果は出ませんでした。
そもそも書籍を扱っている動画がYouTubeと比べてTikTokは少ない印象…。
それでもうちで再現できることはないか、とにかく毎週リサーチし、企画に落として動画編集、配信、その結果をみてまた違うアプローチをする…と、トライを繰り返しました。
![](https://assets.st-note.com/img/1678434920923-FB38GlzF6T.jpg?width=1200)
それでもしばらく結果は出ませんでした。
「もうTikTokに力を注ぐ必要ないのでは?」と思い出していた、そのとき。
社内でTikTokをやっている社内スタッフにあれやこれやと、ヒアリングをしていて「もしかしたらカギになるかも」と思ったアドバイスがひとつありました。
バズりのヒントは〇〇にあり!
それが「連続投稿」でした。
とりあえず、1ヶ月間やってみたい。
けれど、その動画編集に時間をたっぷり使う余裕もない。
というわけで、今度は「簡単・大量生産・でもバズっている」TikTokのリサーチを始めました。
そこで、
・本のページを撮っているだけの動画
・良い悪いをまとめてのせているだけの動画
・たった5秒の動画
がそれぞれバズっているのを発見。
「これはいけるんじゃないか?」
と思った矢先、これらをミックスして表現できる書籍を発見。
それが、当社のベストセラー五百田達成先生の『話し方で損する人得する人』でした。
ほとんどの書籍は、ある程度ストーリーになっているので、結局文章を読まないと内容が入ってこないというものが多い。
ですが本書は1ページ内で簡潔に「損」する話し方・「得」する話し方がそれぞれ載っています。
問いと結論が1枚に収まっていて且つ、見出しになっている。
「これぞ探し求めていたコンテンツだ!」
と興奮したのを覚えています。
フォロワーほぼゼロだったのに「通知が止まない・・・」
そして、ドキドキの配信スタート。
年末から連続投稿をし、たまにアカウント状況をちらっとみて確認するだけなのですが、
ある日アカウントを見ると「99+」という通知が表示されていました。
「99+」というのは、99人以上の視聴者のアクション(フォローや「いいね」)があったということ。
ページの更新をしても、いっとき経つとまたすぐに「99+」の表示に。
「通知が止まない…」
連続投稿4本目の動画の再生数をみると、せいぜい500再生くらいだった動画があっという間に1万再生に!
フォロワーも一気に数百人増えていました。
そのときは、アドレナリンが分泌されまくりましたね。
その後も、日を追うごとにどんどん再生数が伸びていき
10万再生、25万再生と最終的に50万再生を超える動画に成長。
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♬ Cute heartwarming BGM(836059) - Red Cat Blue
フォロワーも2ヶ月で5000人増え、アカウント内の再生数も全体的に大きく伸びました。
そして、27本目の投稿もバズり、ついに100万再生を突破。
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「これが「バズった」ということなのか…」
そのときになって、はじめて強く実感することができました。
バズりを経験しても、再生数「19」のことも
その後、書籍を変えて連続投稿をするのですが、ユーザー層が合わないのか、再生数も伸長していかずフォロワーがただただ減っていく時期もありました。
すぐにその書籍の配信を止めて別の書籍に変更するなどしましたが、なかなか同じバスりは再現できず…。
その当時の平均再生回数は数千を超えていたのに、
とある動画の再生数がまさかの「19」までということもありました。
流石に驚いて、プラットフォームから秘密裏に拡散をストップさせられる「シャドウバン」ではないか?と運営に問い合わせてみたら、「シャドウバンという措置は行っていません!」とちょっと怒られました(笑)
結局その後、再生数は戻っていったので一安心しています。
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♬ Sugar - Maroon 5
あれ以来とくに大きな問題は起こっていませんが、あのときは焦りましたね。
たった数秒の動画で、書店の売れが動いた!
嬉しいときは、やはりコメント欄に「これ、なんて本?」というコメントがみられたときですかね。
もちろん、ユーザー層をイメージした上で、「あなたの人生がよりよくなりますよ」というメッセージを込めて配信しているので、興味を持っていただけるのは光栄なことです。
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その後オンライン書店やオーディオブックでも売れが出はじめ、最終的には、リアル書店でも売れが出はじめました!
私自身はオンラインセールスの部署にいて、オンラインで売れるのはもちろん嬉しいことなのですが、TikTokで売れが出ることで、
書店営業の方たちの営業のフックになれたこと
本が売れづらくなってきている厳しい状況の中、売り場を少しでも盛り上げる一助になれたこと
とを思うと、本当にやってよかったなぁと思います。
書籍×TikTokはまだまだブルーオーシャン!
若い層が集まるプラットフォームだと思っていたのですが、
今回の一件で、本を買うTikTokユーザーもいることが分かりましたし、動画によっては50代の層の閲覧が増えていることもありました。
まだまだ認識されていないだけで、想定されているよりも幅広いユーザーがTikTokにはいると考えています。
![](https://assets.st-note.com/img/1678435021211-dHQzqON46l.jpg?width=1200)
次に狙うのは40代オーバーの層に刺さる動画。
これはまさに私たちの世代です。
ここで新たなバズコンテンツを生み出し、さらなる発見をしながら猛進していきたい…楽しみなことしかありません。
家族に怒られない程度に…頑張ります!
あ、最後に、
ぜひディスカヴァーのTikTokに「いいね」「フォロー」お願いいたします!(笑)
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いかがでしたか?
バズりに年齢は関係ない。
今後のSNS運用のヒントになったり、あるいはアラフォー社員の熱い語り口も楽しんで頂けたなら幸いです。
ディスカヴァーのTikTok、ぜひよろしくお願いいたします!