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今年の景気は何度なのか?

今年の夏も暑くなってきていますが、景気の方はどうでしょうか。「コロナのお陰で今年は景気が悪化している」と繰り返し報道されていますが一体、私たちはどの程度「景気」たるものを理解し、影響を受けてるのでしょうか

そもそも「景気」とは

日本において「景気」を感じる手段としては、月例経済報告(景気についての政府の公式見解)や景気ウォッチャー、日本銀行による短観、景気動向指数等があります。

「景気」のはかり方: 景気動向指数とは

・生産、雇用など様々な経済活動での重要かつ景気に敏感に反応する指標の動きを統合することによって、 景気の現状把握及び将来予測に資するために作成された指標

・コンポジット・インデックス(CI)とディフュージョン・インデックス(DI)がある。 CIは景気変動の大きさやテンポ(量感)を、DIは景気の各経済部門への波及の度合い(波及度)を測定することが主な目的

・CIとDIには、それぞれ、景気に対し先行して動く先行指数、ほぼ一致して動く一致指数、遅れて動く遅行指数の3つの指数が存在。 

詳しくはこちらから 内閣府 景気動向指数の利用の手引

とてもざっくりいうと 景気とは私たちが経済活動を行う上の「空気感」です (圧倒的個人的見解)


なぜ「景気」はわかりづらいのか

「今日は32度になるらしい。暑くてもういやになっちゃうね」という会話は大抵誰でも簡単に理解できますが 。「今年5月の景気は 先行指数 79.3 一致指数 74.6 遅行指数 94.0 だったらしいよ。景気悪くなってきたね」という会話が通じるのは日頃から金融経済を気にしている人だけなような気がします。 

ではなぜ「景気」はわかりづらいのでしょうか

単純に経済の仕組み自体がわかりにくい。景気なんて特に興味がない。知ったこっちゃない。など多くの意見があると思います。

個人的には単純に、私たちが吸っている空気なり大気が私たちには見えないように、空気感のような「景気」も見えずらい。 物理的に捉えられない。見えない。はかり方がよくわからない あたりかなと思っております。


どうしたらより「景気」を感じることができるのか

例えば 情報、データ、知識を視覚的に表現したインフォグラフィック(infographics)を利用して経済的指標をより分かりやすくすることは可能でしょうか?

こんな感じで毎朝「おはようJapan」で景気を見るのはどうでしょうか

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そもそも 「景気」は知る必要があるのか

そもそもですが「景気」を理解したり、気にしたりする必要があるのでしょうか。 現にみんながみんな「景気」を知らなくても私たちの経済は回っています。 

より多くの人が「景気」を知っていた方が良いのでしょうか、逆に悪くなることなんてあるのでしょうか。 

「今日の気温は30度です。暑くなってきているので屋外での運動は慎重に」のように「今月の景気は()度です。悪くなってきているので経済活動は慎重に」と全国民にわかりやすいように景気をアナウンスした場合、私たちの経済はどう変わるのでしょうか...

より多くの人が「空気感」を知りそれに対し敏感になることで、逆に個々が過剰に反応し景気の負のスパイラルを起こしかねないとは考えられないでしょうか。 

逆に多くの人が「空気感」の仕組みを知ることで、冷静に経済状況を判断することができ、小学校の運動会ばりに一致団結して「来年は何としてでも最高の景気にするぞ!!We can do it!!!!」とみんなではやし立てたならば景気回復に努めることができるのでしょうか 。 


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