感情
感情に関して調べていくと、啓発、書籍、思想、スピリチュアル的観点など色んな捉え方で伝えてる方が多いことに気づきました。
今回は私が見てる感情というテーマお伝えさせていただきます。
がまた長くなってしまいました(笑)
なので気になる項目から読んでいただけたらと思います。
感情の無い世界
もし、感情が無い世界があるとしたらそれはどんな世界でしょうか?
簡単に言うと喜怒哀楽がないということです。
そうすると辛さや苦しみに対する悩みもなくなりますが、喜んだり、楽しむ、愛の表現も無いわけです。
笑顔なく無表情に行き交う人々、交わす言葉におもいも薄く、何を経験しても感動のない心…
感情の無い世界とは淡々と物事をこなす世界と言えるのではないでしょうか、
こう考えてみると当たり前にある感情の「ありがたさ」に気づく方もいると思います。
ということは心に感情というフィルターがあるお陰で起きた出来事から様々なことを学ぶことができ、成長してくとも言えます。
私が探究している「心」も感情がなければ伝えることも伝わることもできません。
相対感
しかし、感情があるがために辛さ、苦しみに囚われてしまう面もあります。
ではその感情とは何処からくるのでしょうか?
それは「相対感」から起きる現象と私は思ってます。
相対感とは対象があり、起きた出来事を自分の感情で比較してるということです。
簡単に言うと感情は何かと比べることで出てきます。
例えば、
家でテーブルの角に足の小指をぶつけたとします、するとその痛さに対して自分の感情が出ますよね、
うずくまって終わる方もいれば、痛さのあまり叫ぶ方、物にあたる方もいます、この感情の動きはその人の感情の物差しによって違います。
ではもう一つ例えとして、
正当な理由で怒られたとします、それに対して感情は動きます、この感情も自分の感情の物差しで、受け入れる、受け止める、受け入れないの判断が決まってきます。
なので感情は、
「対象」があって、
「それに対する出来事」が起きると、
「自分の感情の物差し(尺度)で比較する」
その比べた感情が出てくると私は思ってます。
これが相対感であり、感情が動くというわけです。
この「感情の物差し」は人それぞれの太さと長さが違います、
物差しに太さは関係ないでしょ!と思う方がいると思います、まさにその通りです(笑)
ただ、感情と感情がぶつかり合う場合、物差しと物差しがぶつかり合うイメージになります、すると長さではなく細い方が折れてしまい、納得してなくても引き下がるという現象が起きます。
なので私たちは常に相手(対象)との比較があって感情が動くと言えます。
感情の振り子
ここまで感情がどうやって生まれ動くのかを見てきました。
では次に動き出した感情はどうなるのでしょうか?
それはまるで「振り子」に例えれる動きとなります。
これは相対感によって止まってた感情の振り子が動き出すイメージです。
例えば嬉しいことがあります、
すると「喜びの感情の振り子」が左右に揺れ出します、そして喜びが大きいほどその振り幅が大きくなるイメージです。
この振り幅が大きくなると他の感情の振り子も連鎖的に動きだします、
喜びの感情の場合は隣に「楽しい」「幸福感」など陽の感情の振り子があり、動き出し相乗効果的に嬉しいから繋がる感情が振り子として連鎖するイメージです。
と言うことは…陰の感情も同じということです。
特に陰の感情の振り子が揺れ出すと他の感情との連鎖も早く、不安、苦しみ、悲しみ、寂しさ、怒り、妬み、恨みなどになってしまう場合もあります、
それでは1つのパターンを例えとして見ていただければと思います。
「悲しみ」という振り子が揺れ出したとします、悲しみの感情に触れれば触れるほど振り幅は大きくなります、
すると相対感から今度は「対象のせいでこの悲しみになった」まで振り幅が大きくなると、「怒りの振り子」が振り出します。
「怒りの振り子」が更に大きく振り出すと、今度は相対感から「対象が憎い」という感情にふれ「恨みの振り子」が動き出します、ここまで来ると大きな「苦しみ」となって、最初何が理由で感情が動きだしたのかも分からない状況になります。
これは例えなので、次の振り子が怒りの振り子、その次が恨みの振り子に続くとしましたが、何の振り子が動き出すかは人それぞれです、ただ陽に対しては陽、陰に対しては陰の連鎖が起きます。
感情との向き合い
ではこの感情はどうしたらいいの?と思いますよね。
感情とはエネルギーです、このエネルギーとどう向き合っていくかが大切です。
最初に動き出す振り子の幅は小さく、振り子の数も少ないです。
なので負の感情の振り子が動き出したなぁ〜と思ったら
・まずや自分が落ち着く時間を作る
・深呼吸を何度かし感情を落ち着かせる
・振り子となってる感情、または連鎖してる感情とは何かを分けて探してみる
(紙に書き出してみるのも方法です)
・感情を見つけ、わかる範囲の原因まで辿り着く(感情が動く原点)
ここまでやると感情の状況が見えてきます、すると必要以上に動いてる感情があることを知るので、その感情は手放しやすくなります。
これで負の感情のぐるぐる連鎖で何が理由なのかわからないくらい感情が大きくなってる状況はある程度回避することができます。
ここで感情を無理にコントロールしようと思うとさらに苦しさが出てきます、
これは例えると、体が硬いのに無理に前屈して床に着こうとしてる状況です、これを感情でやってるイメージですね、
固執した感情の捉え方はほぐさないと柔軟に捉えることができません。
物事には順序があり、感情にも柔軟さと向き合う段階があります、まずは「こんな感情の捉え方をしてる自分がいるんだなぁ〜」や「ここに固執(執着)があるんだなぁ〜」ということを「知り」「受け止める」ことが大切で感情の捉え方をほぐしてく一歩となります。
そうすることで自分の感情を知る=自分と向き合う準備ができつつある証となってきます。
ここで「受け止めた感情」を多角的な視点で見つめ反省し「受け入れる」ことができたとしたら、握りしめてた感情を手放してる状況です、もしくは陰を陽に、または闇を光に変換してるとも言えます。
と…文章で書くと簡単に見えますが、そう簡単にはいかないのが感情です、私自信も負の感情が連鎖し溢れ出すぎて、この感情を何処にぶつけたらいいんだとモヤモヤMAXの時期がありましたので(笑)
ただ、この方法で感情振り幅の軽減や今ある感情を知る、自分の感情の物差しの癖などが見えてくるのは事実です。
もし良かったら試して見て下さい。
今回は私から見た感情をテーマにお伝えさせていただきました。
何かのきっかけとなっていただけたら幸いです。
お付き合いいただきありがとうございました。