日記考──遠くて、親密な手紙
12/30(月) 晴れ
すべての道は鳥貴族に通ず。嘘だ、そんなはずはない。そんなはずないが、一人で飲みたくなると、足が向く。奥まった雑居ビルの最上階。狭いエスカレーターで登る。三回に二回は満席で断られるが(昇り降りが面倒なので、そうなると「こうなると分かっていたのに!」と己を呪う)、今日はカウンター席が空いていた。
枝豆、たこわさ、チキン南蛮。野菜と魚介、肉を一食に揃えるのが最近のマイブームだ。贅沢な気持ちになる。隣の席では、先に来ていたお兄さんがメガジョッキのハイボールを