【パンダ雑学シリーズ】現在進行形で進化している珍獣
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●世界三大珍獣の一角
突然ですが、世界三大珍獣というのを知っていますか?
・コビトカバ
陸生生活に適応した小さいカバ。水辺で暮らす、いわゆるカバとは生態や身体的特徴が異なるという点で珍獣。
・オカピ
20世紀に入って発見された、見た目はウマっぽいのにキリンの仲間。体の模様も色々混ざっていて、見た目がまさに珍獣。
・ジャイアントパンダ
言わずと知れた動物界のアイドル。実はクマの仲間で腸も肉食動物のソレですが、ササが主食。また、現在進行形で草食動物的に進化しているという点でも珍獣。
どうですか?ジャイアントパンダは結構身近な感じもしますし、よく研究されていると思いきや、まだまだ謎の多い珍獣なんです。
また、世界三大珍獣については別記事で深く紹介したいと思いますのでお楽しみに!なので、是非フォローしてください😊
●ジャイアントパンダだけの手
今回は「パンダ雑学シリーズ」ということで、手の進化について紹介します🐼
尚、ジャイアントパンダの「名前雑学」については下記記事にて紹介していますので、こちらも是非ご覧ください。
※なぜこの記事では「パンダ」と呼ばずに「ジャイアントパンダ」と呼んでいるか、その理由が書いてあります。
それでは本題です。ジャイアントパンダがササを食べている姿を想像してください。
どんな姿ですか??
座ってササを手に掴んで食べている姿ではないでしょうか??
実は、この姿こそ、ジャイアントパンダしかできない、他のクマができない、ことなんです。
●ササを掴む「第6の指」と「第7の指」
クマの手の指は5本です。それらがほぼ平行に並んでいます。人間でいうと人差し指〜小指の並びのように。なので、その指を折り畳むだけでは下方向を支える指、人間でいうと親指の役割、がないため、例えばササのような棒状のモノは非常に掴みにくいです。そのため、クマはササを掴めません。
しかし、ジャイアントパンダの手のひらには、ちょうど真ん中あたりと、下あたりに、大きなコブのような出っ張りがあります。これが「第6の指」「第7の指」といわれるものです。
そのため、これらのコブの間にササを挟み、そこから5本の指を折り畳んでかぶせることで、器用にササを掴める、という仕組みです。
肉食動物のクマが、ササを食べるために手を進化させているという、実に不思議な現象が今まさに起きています。ジャイアントパンダの珍獣っぽさがよくわかる生態であり身体的特徴です。
こんど動物園でジャイアントパンダを見る際には、是非この手に注目してみてください。
では今回はここまで。みんな大好き「パンダ雑学シリーズ」、次回もお楽しみにしてください!!
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