【映画ジュラシックパークを語ってみた】ティラノサウルスの描かれ方を考察してみよう
こんにちは、いきもの雑学プレゼンターDINO(ディーノ)です!動物🐯魚🦈昆虫🐝虫🦂植物🌷そして恐竜🦖まで、いきもの雑学を徒然に綴っていきますので、お気軽にお立ち寄りください。
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●映画「ジュラシックパーク」を語ってみた
さて、今回は新シリーズ「語ってみた」。いきもの作品について、いきもの雑学プレゼンターDINO(ディーノ)が、いきもの大好き視点で好き勝手に語ります!!
※ネタバレ含みますのでご注意ください。
今回は、僕の大好きな映画「ジュラシックパーク」シリーズから、「ジュラシックパーク1」について語ります。好きな作品のため、長期連載になりそうなので、是非フォローの上、楽しみにしてください🦖このシリーズの過去記事は下記よりご覧ください。
●ティラノサウルスの足は遅い?早い?
実は最近の研究ではティラノサウルスは狩りが苦手だったという仮説があります。理由は足の遅さ。とはいえ、似た骨格を持つ現生のダチョウなどの二足歩行鳥類の研究から、足が速かった、とも言われています。つまり、研究によって時速20キロ〜50キロぐらいの速度幅が想定されています。
作中では、ティラノサウルスがジープを追いかけるシーンがあります。ほぼほぼジープと同じぐらいで走っていることからも、制作当時は足が速かった、という説を採用したと思われます。
●夜の攻防
ティラノサウルスが狩りが苦手だったという説に立つと、ではどうやって狩りをしていたか?という疑問がわきます。そこでの仮説は次の2点が挙げられます。
・死肉を狙う
・夜に狩りをしていた
◎死肉を狙う
死肉については、現生生物でいうとタスマニアデビルがそのような食性を持っています。タスマニアデビルも動きが遅いため、狩りをしようにも獲物に逃げられてしまうので、このような食性を持つようになったと考えられています。同じように、ティラノサウルスも他の動物が仕留めた獲物を、その攻撃力をもって横取りしていた可能性があります。
ちなみに、現生生物ではハイエナも死肉を漁ると言われていますが、彼らはチームプレーを駆使した高度な狩りを行います。アゴの強さが哺乳類最強と言われているため、骨まで噛み砕けます。よって、他の肉食動物が残した骨"も"食べたり、チームで群がって横取り"も"できる、ということですね。
◎夜に狩りをしていた
さて、太古のティラノサウルスに戻ります。夜は大抵の生物は寝ています。特に変温動物の爬虫類は尚更ですし、爬虫類から派生した恐竜も同様と考えられています。
※ちなみに、一部の恐竜は恒温動物であった、などとも言われています。この体温の維持、という視点から、最近では「羽毛恐竜」というジャンルが出てきています。このあたりはまた別記事で紹介予定ですので、是非フォローの上、お待ちください。
さらっと触れましたが、変温動物は外気の温度に運動能力が左右されます。体温が下がると運動能力が低下し、体温が上がると運動能力が上がります。トカゲは午前中に太陽におなかを向けて日向ぼっこして体温を上げます。逆に、朝方のトカゲは体温が低いため運動能力も低く捕まえやすいです。
よって、多くの恐竜は夜は体温が低下するために極力動かずに隠れながら寝ます。では、そんな隠れて寝ている恐竜をどうやって見つけるのか?答えは、鼻です。ティラノサウルスの頭骨の化石から、ティラノサウルスは鼻がすごくよかったのではないか、と考えられています。そうした不意打ちで狩りをしていた、ということですね。
ちなみに、ティラノサウルスも恒温動物であったため、夜も活動できた、という説もあります。
では、作中のシーンを見てみると、先ほどのジープを追いかけるシーンは夜です。ということは、夜にジープを追いかけられるほど速く走れた、ということなので、これまた恒温動物的な描かれ方をされていたのかもしれません。※勝手な想像です。
●ティラノサウルスの足は、ダチョウ!?
作中における、ティラノサウルスのシーンとして有名なのが、コップの水の波紋と近づいてくるティラノサウルスの足音がリンクする、緊迫したシーンですね。
あのぬかるんだ土をしっかりと踏みつけるティラノサウルスの足は非常に印象的です。確か、こんな感じだったような、、、
いかがですか?
ちなみに、この足はダチョウです。ティラノサウルスの足に似ていると思いませんか?このあたりからも、鳥は恐竜の子孫、ということを実感できますね。このあたり、詳しくは下記記事をご覧ください。
ということで、今回はティラノサウルスに焦点を当てて語ってみました!まだまだこのシリーズ続きますので、是非フォローの上、楽しみにお待ちください!
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