見出し画像

これからうまれてくるあなたへ〜かなさんの詩から生まれたコラボレーション

2020年の春。

まだ私たちの記憶に新しい、でもずっと昔のようなあの始まり。

この地球上にいる全ての生命が、あの春からほぼ同時に、生まれて初めてのことに対面し大きな渦に包まれていきました。

そんな中、ある一通の手紙(詩)が生まれます。

これからうまれてくるあなたへ・・

詩を書いた時の日記はこちら

詩の作者は、日本人女性のかなさん。

お友だちのお腹の中に宿った、小さな命へのメッセージでした。

静かに、温かく同時に力強く語りかけるその言葉はnoteに綴られ、やがてタイ・チェンマイの仲間たちの協力のもと、一つの作品へと発展してゆきます。

* * *

言い出しっぺは私。そこから、忙しい中無償でこころよく動画編集の協力を引き受けてくれた、バンコク在住のカメラマン浩平くん。

イラストはチェンマイで20年以上在住、活躍しているモモネコさんこと戸田桃子さんが担当し、この作品のために一枚ずつ心を込めて描き下ろしてくださいました。(桃子さんもボランティアです)

急きょ、みんなでメールで繋がり制作にかけた時間は約ひと月間。

一部の人は会ったこともない同士だったし、それぞれが生活の中で不安を抱える毎日だったけど、ただこの詩を必要とする多くの人たちに届けたいという純粋な気持ちで繋がりました。

編集もクライマックスに近づいた、5月下旬のある日こと。

浩平くんからかなさんへ、ある質問が投げられました。

ところで、赤ちゃんの誕生日いつですか?

詩のきっかけはその赤ちゃんだけど、もしできるならこの地球上に生まれてくるたくさんの生命へ向けてメッセージを届けたい。

だから、赤ちゃんの名前は前面に出さなくていいよ・・・

という、かなさんの意向でしたが。

なんと浩平くん。

編集の最後に、動画の再生時間の数字を赤ちゃんの誕生日に合わせるという、サプライズをしてくれたのです。

誰も気づかないところに寄せられた、浩平くんからのプレゼントでした。

* * *

その後、YouTubeで公開した時にはスペイン人の視聴者の方がコメント欄で翻訳もしてくださったり。

当時はあまりにも地味に公開したので、たくさんの人には見てもらっていないのだけど。

でも動画はいつまでも残るので、これがまたいつか必要としている誰かに届いたらうれしいです。

* * *
We hope this message will reach many as we share the precious gift of life in this time on the earth.

May 2020
English Translation  Kana san

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?