あゆくま

1998−2021年、人生の四半世紀をタイに暮らす。 ベジ歴15年。 dindee creation (ディンディー・クリエーション)運営

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最近の記事

月並みだけど

突然の訪問客 ピンポ〜ン♪ 雨の午後、いつもの時間に親子3人でおやつを食べていたら突然チャイムが鳴った。 ん? こんな時間に誰だろう? リビングから確認できるカメラのモニターには、マスクをした知らない女性の横顔が映っている。 玄関に出ていった母から感嘆の声が上がったのは、それから間もなくのことだった。 短い廊下を小走りで戻ってくる母。 父が席を立って母を追って玄関に行くと、賑やかさは一層に増した。 同時に、数人の楽しそうな声が交わる。 興味本位で私も玄関に出

    • これからうまれてくるあなたへ〜かなさんの詩から生まれたコラボレーション

      2020年の春。 まだ私たちの記憶に新しい、でもずっと昔のようなあの始まり。 この地球上にいる全ての生命が、あの春からほぼ同時に、生まれて初めてのことに対面し大きな渦に包まれていきました。 そんな中、ある一通の手紙(詩)が生まれます。 詩の作者は、日本人女性のかなさん。 お友だちのお腹の中に宿った、小さな命へのメッセージでした。 静かに、温かく同時に力強く語りかけるその言葉はnoteに綴られ、やがてタイ・チェンマイの仲間たちの協力のもと、一つの作品へと発展してゆき

      • 幸せの居場所

        20年ぶりに日本で暮らし、今、私は80を過ぎた両親と暮らしている。 ゆっくりと、そして穏やかな日々。 先日ひょんなことから、母が学生の時のことを話してくれた。 台所の片付けをしながら、私は耳を傾けた。 * * * 父と母は同じ大学の出身だ。 二人とも同時期に小学校教員を目指していたが、家が貧しかった父は夜間の定時制に、母は全日制に通っていたので、本格的に出会ったのは教師になってからだという。学生時代はお互いに顔見知り程度だった。 二人には共通の恩師がいた。当時大

        • 昭和初期のひな人形と

          我が家には、100年近くの歴史を持つひな人形があります。 2022年のひな祭り、今日久しぶりに家のひな壇飾りに参加したので、人形の歴史と共にその様子をご紹介したいと思います。 アンティーク人形の歴史時は1927年(昭和2年)今から95年前。 私の祖母は長女である伯母を出産しました。その翌年、初節句の日に祖母は町でひな人形を一対だけ買います。 本当は一式全て欲しかったのですが、戦時中で家が貧しかったため少ししか買うことができなかったのだそうです。それから年を重ね、祖母は

          バナナのお話

          バナナはね、何にだってなれるんだ。 これは森に住むターおばさんが、よく言っていた言葉です。 ターおばさんの森の広い畑には、数え切れないほどの沢山のバナナの樹が植えてあります。 この土地を購入した20年程前から、ターおばさんは少しずつ少しずつ小さい苗を植え増やしてきました。 「医」にも、「食」にも、「住」にも何にでもなれるバナナ。 バナナはその実や花を食べられるだけでなく、1本の樹から、お薬や、ござ、お皿などの生活道具や、おもちゃ、装飾品などなど・・ これまでターお

          バナナのお話

          カレーパフ

          バンコク、晴れ。 今日、また森に住むターおばさんから、ポーンとラインで写真が送られてきました。 「最近はカッリーパーーーフ(カレーパイ)を作って売ってるよ。餡は、黒ごま、タロイモ、ペッグアイ(銀杏の実)、カイケム(塩漬け卵)の4種類だからね、ヨロシク〜ッウ!」 こちら(下)が送られてきたオリジナルの写真。 うん。知ってる。 ターおばさんのお菓子だから、甘さ控えめで絶対おいしい。 しかも、たぶん黒ごまも近くの農家の人が作っているごまで、餡ももちろん全部手作り。 い

          カレーパフ

          変わらないために、変わり続けよう

          最近、昔の仲間たちと新しい企画が生まれ、話が進み始めています。 そんな中、きちんと仕事を遂行すべく、日本とタイと両方にビジネスや起業で経験の深いプロの方と繋がり、定期的に相談セッションをお願いすることにしました。 さてさて、これからどんな展開になっていくか。今からとても楽しみです。 私の中の漠然としたビジョンとして、知名度を上げたい! とか、沢山稼ぎたい!  という思いは、昔も今も全くないのですが、ただ、もしできるなら、関わる人一人ひとりがそれぞれが自分の好きなこと、得

          変わらないために、変わり続けよう

          「はなのすきなうし」思い出の名著シリーズ①

          幼い頃の思い出の一つに、寝る前に母が毎晩、本の読み聞かせをしてくれたことがあります。 ものごころついた頃から、末っ子の私は子ども部屋に寝かされて両親と寝室は別だったのだけど、寝る時間になると母がちゃんと子ども部屋に来てくれて、2段ベッドの上段にいる兄と、下段にいる私と、時間を分けそれぞれの布団の中に入って、本を読んでくれました。 日中は働いていておまけに家事と子育てととても忙しかったはずなのに、毎日続けてくれていた母。 今思うと、きっとその頃の母は自分の好きな本を読む時

          「はなのすきなうし」思い出の名著シリーズ①

          タイの女の子たちとみかん

          先週の休日、タイの若い女の子グンちゃん、サンちゃんたちに 今どき流行りの若者スポットに遊びに連れていってもらいました。 タイは今、一応冬だけど日中は余裕で半袖で過ごせる日々。 その日もとても天気が良くて、チャオプラヤー川沿いのお散歩も気持ちよかったです。 ここのところ、休日はずっと引きこもりだったけど たまには、いいもんだな。 女子ばかりで、久々にたくさん笑ったし、みんなでたくさん食べて、歩いて、色んなポーズや場所でたくさん写真を撮りました。 数日たったある日の

          タイの女の子たちとみかん

          ayuベジデイズ Staub①

          昨年の年末、自分へのご褒美に、バンコクのデパートで ちょっと思い切った買い物をしました。 じつは、ずっと何年も前から憧れてた調理器具。 その名も・・ Staub  2日間に分けて、2カ所のお店を行ったり来たりしながら さんざ迷い、 親切なお店の人にもたーくさん相談させてもらい。 結局決めたのがこれ! オーバル型23cmサイズ✨ オーバル型とは、楕円という意味。 もう一つ、円い形のラウンド型と迷ったのですが、年末のオーバル・プロモーション価格50%引きに当

          ayuベジデイズ Staub①

          明るい光だけが、成功ではない

          何かをいちから作り出すって、本当に楽しい。 タイに住んで20年、これまで沢山の人たちと共に、北タイの街で色んなもの作り出してきた。 お店、イベント、ツアー、コミュニティー・・・ でも、どうしてだろう。 ここ数年はそれらがピタッと止まってしまった。 自分の中から、何も発信したいことがなくなってしまって、Facebookやインスタなども何ヶ月も更新せずに、断捨離とインプットばかりひたすら繰り返してる。 何も発信せずに、 承認欲求もなくなり、 平日は会社員をしながら

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          The shadow on a trip −アリと光のコラボレーション

          Date: 06 July 2010 Place: The ChiangMai Univ. Art Center, ChiangMai, Thailand 2010年、タイ北部に住んでいた頃。通りがかりに偶然見つけ、撮影した動画を友人のクリエイターが、音楽をつけて編集してくれました。 編集ウラ話:本来ヨコに撮影していたものを、編集の際にタテにすることで物語性が生まれました。

          The shadow on a trip −アリと光のコラボレーション

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