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新たな挑戦者たちが、デザイン思考で課題に挑む~やまぐちデザインシンキングカレッジ・アドバンストプログラム~

こんにちは、デジテック運営事務局のやまたんです。

読書が趣味の私にとって、週末は積読(つんどく)状態の本を楽しむ時間なんですが、休日の間に読み終わらなかった時には、次の週末に読書を再開して「あれ?この登場人物って誰だっけ?」「そんな伏線、ありました?」と、円滑な読書を阻む数々の試練に立ち向かわなければなりません。あ、すみません。最近物忘れがひどいことを、格好よく言ってみたかっただけです。すみません。

そんな私に、最大の試練が!京極夏彦さんの百鬼夜行シリーズ最新作、「鵺の碑」(ぬえのいしぶみ)がこの9月、実に17年振りに発刊されたのです。ページ数は1,280ページ。覚悟の無い者は去れ!と言わんばかりの大ボリュームです。しかし、学生時代からの京極ファンとしては、秋の夜長を全投入するだけの価値があります!(今回は「!」多めで、のどが痛い。)

ということで、この秋が皆さんにとっても、実り多い豊かな季節となりますように!


アドバンストプログラム、第2期が開始

8月から開始した「やまぐちデザインシンキングカレッジ」第2期も各プログラムが続々と実施され、10月からはついに、デザイン思考の実践力を習得するための長期プログラム「アドバンストプログラム」が開始されました。

アドバンストプログラムは、慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科(慶應SDM)独自のアプローチである「システム×デザイン思考」を学ぶ内容のもので、昨年に引き続き広瀬毅先生と中田実紀子先生のお二人に講師を務めていただきます。先生方、第2期もどうぞよろしくお願いします!

講師の広瀬毅先生(上)・中田実紀子先生(下)

今回のアドバンストプログラムも、第1期と同様に、民間企業や自治体などから、年齢層や性別、業種も様々な皆さんが参加しています。多様性や集合知を活かすことが重要なデザイン思考。この受講生のバリエーションは今後のグループワークに好影響を与えそうで、今後の展開が楽しみです。

民間企業や行政など、様々な分野から受講生が集結

アドバンストプログラムとは

アドバンストプログラムの流れは、大きく以下のとおりとなっています。

  1. 「システム×デザイン思考」の基礎的な知識とマインドセットを学ぶ集中ワークショップ

  2. グループワーク(全4回)と講義時間外のチーム活動を通じて、「システム×デザイン思考」を実践し、毎回アイデアを創るデザインワーク

  3. デザインワークを通じて形になった最終アイデアを発表する最終発表会

  4. 最終発表会後に、現場の実践の中で出た課題・疑問について、講師からのアドバイスや受講生同士でのノウハウ共有を行うフォローアップ

プログラム内容は慶應SDM本キャンパスの講義をベースとしたもので、第1期と同様です。詳しい内容は、第1期の集中ワークショップの模様をまとめたnote記事で紹介していますので、ご興味があれば、ぜひご覧ください。

第1期修了生がメンターとしてサポート

今回からの新しい試みとして、2期生をサポートするため、1期生の有志にメンターとして参加していただいています。メンター活動を通じて、1期生のファシリテーション力の向上や、2期生との交流が生まれると、事務局としても嬉しいですね。

1期生の有志がメンターとして2期生をサポート

また、今回の集中ワークショップ(全2回)は、10月3日・4日と2日連続で開催されました。デザイン思考の各種ツールを忘れる暇を与えない、怒涛のインプット。受講生の皆さん、本当にお疲れ様です。でも、こんなワークの最中にも、笑いや活気に溢れる各チームのテーブルを見ていて、第2期も素晴らしいチームが誕生するに違いないと確信したやまたんです。

さぁ、デザイン思考で、課題に挑戦!

集中ワークショップで、2期生の皆さんは、問いを立てるための、そしてアイデアを創出するための様々なツールを学びました。

そして今後は、各チームに与えられた以下の課題に取り組むデザインワークへと移行していきます。各チームが取り組む課題は、以下の4テーマです。

  • 県外の人がきらら博記念公園に行きたくなるようにするためには︖

  • きらら博記念公園✕子育てでよりすみやすい街にするには︖

  • 中山間地域における買い物弱者をゼロにするには︖

  • 空き家を利活用して地域を活性化するためには︖

どれも一筋縄ではいかないテーマばかり。デザイン思考でどんな課題解決のアイデアが生まれるのか、ワクワクしてきます!

第2期のデザインワーク(全4回)は、県内の様々な皆さんが参加しやすいように、全てオンラインで行われます。

オンラインホワイトボード「Miro」やコミュニケーションツール「Slack」、オンライン会議システム「Webex」など、様々なデジタルツールを駆使して、勤務形態や居住地・勤務地が様々なチームメンバーがコラボレーションすることに。

NewNomalともいうべき環境やリテラシーにも柔軟に対応しながら、イノベーティブに発想していくためには、オンラインで議論を進めていくスキルセットが大切という先生方の言葉が印象的でした。

第2期のデザインワークの様子はオンライン実施ということでお伝えするのが難しそうなので、第1期のデザインワークの模様をまとめたnote記事をご紹介します。今後のデザインワークの内容にご興味のある方は、こちらをご覧ください。

次に2期生が集結するのは、12月21日の最終発表会。この3カ月で、2期生がどのように自らのデザイン思考を研ぎ澄まし、課題解決に向けてイノベーティブなアイデアを生み出すのか、非常に楽しみです!

この最終発表会の模様は、もちろん皆さんに詳しくお伝えしたいと思います。一気にクライマックスへと向かって加速してきたやまぐちデザインシンキングカレッジに、今後もご注目を!では、また!

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