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ストレスを消せ⑤

さて、次はストレス対処=「どうすりゃいいか」の話。

これまで、ストレスは「刺激」だから多すぎるとカラダを壊すこと、
ストレス=(ストレッサー×時間)×ストレス反応という公式や、
自律神経=ヒトのカラダを保つ自動システム

の話をしてきました。

前回、自律神経は交感神経という「アクセル」/副交感神経という「ブレーキ」のバランスが大事という話をしました。それを崩すのがストレスを浴び続けることだということも。

2つの方法

案その1:発散「おりゃーーー!!!!」
案その2:リラックス「だら〜ん・・・」

ストレスの対処には「発散」と「リラックス」二つの方法がある。もちろん、一番の方法は「ストレッサーを排除する」であることはお忘れなく。でも、上司のように、そう簡単には排除できない。そこで対処法だ。

1:発して散らす

発散、は読んで字の如く、ストレスを「発して、散らす」。大声で歌う@カラオケ/思いっきりボールを引っぱたく@球技スポーツ・・・などなど。サンドバックを買ってブン殴るのもいい。

但し、これらは快楽物質のドーパミンや、積極性や集中力の源アドレナリンが出るので、交感神経が活発になる。そして、エネルギーを使うので疲れる。物理的にカラダが疲れている「肉体疲労時」には、オススメできない方法だ。

明らかに「カラダが疲れてんなあ・・・」と感じたら、発散方式はやめとこう。

2:セロトニアンになる

リラックスの方法は人それぞれ。あなたは何をするとリラックスできますか?

猫をさわる/音楽を聞く/ヨコになる・・・etc、無限にある。カラダをだら〜んとするのもモチロンだが、心をだら〜んとさせることが重要だ。

そして、一番大事なのはセロトニンを出すこと。セロトニンという脳内物質は、ストレス対策にすごく効果がある。

ちょっと前に「しあわせホルモン」と呼ばれ、注目されたセロトニン。それをたくさん出せるセロトニアンを目指そう。

どうすりゃ出るのか?

1)日光を浴びると出る。起床してすぐに浴びるとよし。

2)リズミカルな運動もOK。
  |例1:咀嚼(よく噛む)
  |例2:有酸素運動(テンポよく歩く)
  |例3:呼吸(?)

朝の散歩で最強セロトニアン

だから、晴天の朝、起きてから外を散歩したらセロトニアンとしては最強。通勤時に陽の光を十分に浴びながら、リズミカルに歩くでもOK。苦痛な駅までの長距離も「セロる」ためだと思えば、気持ちも違うと思う。「痛勤」じゃなくて、カラダにいいことしてると思う。都合よくポジティブシンキングだ。

日光はマジすげー。曇りも侮れず。

浴びる光は強いほどいい。ただ、あの明るいコンビニでも1300ルクスしかない。

晴天:100,000ルクス
曇天: 10,000ルクス
雨天:  5,000ルクス

雨でも外を歩けば、けっこう光は浴びられる。これは知らなかった。

呼吸もリズム運動。

呼吸もリズム運動。言われれば確かにリズム。だが「運動」と呼べるのは、意識して行う「腹式呼吸」レベル。私も習ったが、簡単なわりに、やるのをすぐ忘れる。

1:鼻から息を大きく吸う(腹を膨らませる)

2:口からゆっくりと吐く(口を細く/吸う時の倍時間/腹を凹ます)

いつでもどこでも、場所やシチュエーションを選ばない万能セロリズムだ。

おまえ、セロってる?

ストレスに対抗してるかどうか、自分自身に「おまえセロってる?」と、1日1回、自問自答するのがよかろう。私は、スマホの習慣アプリに「セロる」と入れ、毎日リマインドすることをはじめた。

これからの武器

語学力、プログラミング能力、ITリテラシー、知識力、経験、人脈・・・ビジネスの武器はいろいろある。これからは、それに加えて「生産性」も武器になる。一人の人間として、どれだけのことを生み出せるか?

それには、ストレスを上手にマネジメントして、カラダが常にいい状態で仕事に向き合えるか、が重要になる。いつ何時でも、最大能力の発揮ができる状態でいる。

コロナで変わる新しい日常生活では、カラダのコンディションの良し悪しは、本当に大切になってくると思う。





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