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本気出したら63kgが50kgになった話

私は去年結婚したばかりの34歳。
先日結婚式を挙げてきた。
このnoteは、4月に式場も決まってドレスを決めるためのフィッティングで結婚式を中止したくなるほど絶望して
11月末、13kg痩せに成功した私の約7ヶ月間の軌跡である。

ぽっちゃりの基準はわからないが、私は筋金入りのぽっちゃりだ

私の身長は160cmある。
夫と同棲するまで、大体調子良くて56kg、デフォルト58kgのちゃんとぽっちゃり体型だ。
これは高校生から変わらない。もう長い間この体型と付き合ってきた。
そういえば高校時代、「女子プロにいるかわいい選手っぽい」とバイトの先輩に言われた。
立派にディスられているが、かわいければいいか。とちょっと喜んでた。
16歳の私よ。絞り出した褒め言葉だぞ。

そんな私が夫と出逢い、同棲。
これまで遅くても24時には寝る生活をしていたけれど
夫の仕事の都合で夕食が24時になった。
しかも飲む。同棲したてだ。そりゃあ楽しい。
ビールをケースで買ってた私をぶん殴りたい。
3ヶ月もしないうちに60kgを越えた。
健康診断で前年比+10cmの腹囲をたたきだした。
太りすぎて結果がDだった。
再検査を勧められたが、明らかに太ったからだ、再検査いって「太ったからですなぁ〜」なんて医師に言わせるのも申し訳ない。

63kgを越えたあたりにプロポーズを受け、
結婚式も決まった。
北海道の記念日旅行は誰かわからないくらい顔がぱんぱんだ。写真は重加工をほどこした。

まあ式まで半年以上あるし、なんとかなるかな。
そう思ったが、食事の時間を変えてもお酒を減らしても体重が減らない。
絶望した。でもドレスは決めなきゃいけないから
まあいいかと思い式場へ。

地獄のフィッティング

いざ、ウェディングドレス着用。
どこの関取かと思う肩幅。
ごんぶとの腕。
肉が寄せられすぎて真ん中にラインができた背中。
おなかはきついのに立派な木の幹のようなウエスト。
キラキラした式場と明るいスタイリストさんとは裏腹に
これが現世の地獄か?と思った。
「じゅ、じゅっきろ程痩せてくるので早く脱がしてください…」
我ながら恥ずかしいくらいのか細い声だった。
夫が同席していなかったのが唯一の救いだ、こんなん見せられない。

ドレスは決めなければならないから
言われるがままに5着も試着したが、
あのときのドレスたちにはいまだに謝りたい。
結局その日は決まらず、写真一枚も撮らなかった。
「どういうの着たの?」
夫に聞かれたが鏡に映る関取しか覚えておらず
言葉にできなかった。

そんなこんなで初めての試着後、痩せる決意だけを胸に一旦最寄駅についてお酒を飲んだ私が
なんとか痩せていくわけだが、
一旦ここで終わろう。おやすみなさい。

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