ゲーム屋人生へのレクイエム 50話
「今回は50回目だぞ~」
「続きましたね。記念に何かやるんですか?」
「いや、特に考えてない。やったほうがいいかな」
「まあ、それはご本人次第ですけど」
「じゃ、やろう。えっと君、名前なんだっけ」
「え?名前?今更ですか?50回もやってますけど今聞くんですか?」
「何て名前だったっけと過去の投稿を調べたけど名前で呼んだことがないことが発覚してね」
「こいつの名前はタローです」
「ああ。お父さん。お久しぶりです。最後にお会いしたのは何話でしたっけ?」
「14話です。出番が全然ないのでふて寝してましたよ。ほらここです」
「3人で話をすると誰が誰なのかわかりづらいんですよ。すみませんがまた寝ててください。用があれば起こしますから」
「はいはい。寝ればいいんでしょ」
「ということでタロー君。今回は名前について話ししようじゃないか」
「何の名前ですか」
「ゲームに関する名前だよ。まずは会社の名前からセガ。セガの名前の由来はサービスゲームだ。英語表記だとSERVICE GAME。二つの単語の最初の二文字を取ってSEGAだ。合併や買収、売却を経て今のセガになるんだけど、創業者はアメリカ人だぞ。
次はタイトー。もともとの名前は太東貿易。太東洋行だったこともある。タイトーは創業者がユダヤ人で、ユダヤを日本語表記すると猶太。日本は極東にある。日本でユダヤ人の貿易会社で太東貿易ということだ。
次はコナミだ。これは創業メンバー3人の名字、コウヅキ、ナカマ、ミヤサコの頭文字をとってコ、ナ、ミ。諸説あるらしいぞ。
次はカプコン。これはカプセルコンピューターの略だ。カプコンのご先祖様の日本カプセルコンピューターという会社を社名変更する際にカプコンにしたぞ。
次はテクモ。元々の会社名は帝国管財株式会社と言ってた。これを縮めてテーカンになり、その後テクモになったぞ。
次はSNK。元の名前は新日本企画。SHIN NIHON KIKAKUとローマ字表記にしたときの頭文字をとってSNKになったぞ。
最後はナムコだぞ。ナムコの前身は中村製作所という会社だった。英語名はNakamura Amusement Machine Manufacturing Companyだったのでその一部の頭文字をとってナムコと名付けたぞ。
個人的には横文字の社名よりも漢字表記の社名が好きだな。日物とか。東亜プランとか。会社はもうないけどね」
「そんな由来があったんですね」
「うむ。ということで今回は番外編みたいな話になったけど次回から話は本編に戻るぞ。家庭用ゲームの仕事を本格的に始める話だぞ~」
続く
この話はフィクションです。実在の団体個人とは何も関係ないよ~。
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