本を読む『悪口ってなんだろう』

悪口とお笑い…しばしば並べられる単語だなー
ディスり芸で賞を獲った芸人さんがその後同芸を駆使しにくくなるというのはイコライザ的な側面からか。
低い立場では笑えたが立場が上がるとそれは単なる貶めになる…ということ。売れ続けているお笑い芸人さんの自己プロデュース力ってもの凄い。
翻って自分。会社でも家庭でも偉くないわい！偉くなったことが無い！なんて思っていても年を重ねれば恐れられる立場になる…戒めなきゃ。
てかそもそも＆自分を棚上げして再考するに…日常生活で悪口なんて発する必要性が(自身のストレス発散以外に)あるのか？問題にブチ当たった。
云いたくはなる。蜜の味がする。でもそれどこか廃棄所みたいなところに積んでいけばいい。薄口でもそこで味わえばいい。
悪口は集団の中で広まる…しかも最初のヒトの反応によるって鬼怖いわ。多様な価値観によって悪口もお笑いもその姿を変えていくのだろなー

筑摩書房 悪口ってなんだろう / 和泉 悠 著