ダイアリー式メンター Haraのラジオ #19「男性(30代後半)シングル 管理職にはなりたくない 人生の転換期シリーズ # 6」

「ダイアリー式メンター Haraのラジオ # 19」では、
30代後半の男性編 シングルのけんとさん(仮名)は、管理職昇進の打診をきっかけに転換期のいろいろな迷いが始まるストーリーをご紹介します。

仕事にも勤務先にも行き詰まりを感じているけんとさん。人事課の紹介からメンタリングを希望。どのようなプロセスで、さまざまな人生の問いから、統合した人生「自分らしさ」をつくり、育てていくのでしょうか。

ダイアリー式メンタリングの流れに沿って、自分と向き合うのをきっかけに、自身の価値観や役割を確認していくと、けんとさん自身の気持ち/心もち/考え方の変化が起こり、発することばや行動への変化を追っていきます。

メンタリングで効果的な質問に対してのけんとさんの話をじっくり聴いていくにつれ、信頼関係も深まっていくにつれ、けんとさんの「本音」が語られ始めました。

けんとさんの本音

管理職へ昇進の打診を受け、迷いや悩みが始まる。責任が重い管理職になるにしてもこれから先の安定は望めない。では、ならなかったら⁇

これから先どころか、今の状況も不透明。居心地のよい職場から変わるのは避けたい。では、何がしたいのか?何ができるのか?

一人で仕事をするのが好き。人に仕事を振ったり、指示するのも苦手。
管理職にならない代わりに際立つ強みは?でなければ、なぜ働くのか?

管理職の件をきっかけに、キャリアの岐路に立っていることに気づく。今もこれから先も不透明。行き先に迷い、ガイド役のメンターに出会う。

あとがき

個人情報保護などの制約もあり、今のところ、最大公約数的なケースにとどめることをお詫びします。ご理解いただけたら幸いです。

ご自身とは異なる年代やライフスタイルであっても、人生体験や心情と重ね合わせて視聴してみてください。

人は自分とは異なるひとや、信条と異なるライフスタイルに対して寛容になりにくい傾向があります。

内閣府男女共同参画局によると、課長以上への昇進を希望している人は、男性一般社員は5~6割、女性一般社員は1割にとどまります。

否定派が上回る背景には管理職の役割への疑問/違和感。厳しいビジネス環境のしわ寄せを一身に抱え込まされる割には有形無形の報酬が見えてこない。

ボーダーレスにつながる若手世代との価値観のギャップ。管理職を軸にしてきた組織のマネジメントのあり方が問い直されているのかもしれません。

誰もが持つ多様性。お互いのストーリーを理解し、認め合えたらうれしいですね。

「何のために働くのか?」の問いについてぜひ note Fumiさんの記事もご覧ください。人生を通して大切な問いですね。

今回のラジオと記事が皆さんにとって、何かしらのヒントや気づきやきっかけになれることを願っています。

with all of my thanks and friendship

用語の説明

・メンター=人が学び、成長するためのアドバイザーでありカウンセラー

・メンタリング=タスクの熟達に重点を置くと同時に、仕事面でのサポートを提供していたとしても単に業務上のことだけではなく、メンティの学習能力が向上するように、私的な側面との相関的な点にも双方に重点を置きます。(R.B.ディルツ氏)

・メンティ=メンタリングを受ける人(ご相談者)

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