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人生の転換期シリーズ #8 ワーキングウーマン(50歳前後)子どもの巣立ち/前編

「ダイアリー式メンター Haraのラジオ #21」では、
ようこさん(仮名)の子どもの巣立ちとキャリアの岐路における家族と仕事への意識/考え方の変化をメンタリングの流れに沿ってご紹介します。

ようこさんはどのようなプロセスで人生とキャリアの危機ともいえる岐路から「自分らしさ」をつくり、育てていくのでしょうか。(前編と後編)



ダイアリー式メンタリングの流れに沿って


ライフサイクル論の時間軸に沿った視点で見ていくと、男女問わず、だいたい30代後半から50代後半の中年期は1つの大きな転換期です。女性の人生の転換期のタイミングや課題は特有で複雑です。


ケースのテーマ


・自分は誰のためにあるのか?から自分はどう生きるか?へ問い直し  
・仕事、働く意味についての問い直し
・パートナーである夫との関係の見直し  精神的交流  心理的再婚


ようこさんのプロフィール


・50歳前後
・夫と一人息子
・正社員として勤務中
・更年期症状があり、婦人科に通院中



「働きながら子どもを立派に育てる母親」であることが根幹の支え


現状


・ひとり息子の就職、自立をきっかけに空虚感と漠然とした不安感
・職場ではめざましいIT環境の変化の中、年長者の生きてきた知恵、
 経験が活かされる場面が少なくなった
・夫は仕事でますます多忙。会話もめっきり減り、孤独感が増す

 これら複数の要因が重なり混沌とした状態に。


メンタリングの目標


セカンドキャリアに向けての準備

・現在の仕事を継続
・人生のふり返りと、これからについて 
・夫婦間のコミュニケーション


ありたい姿


・人の役に立ちたい
・職場と家庭での経験を活かせる仕事か活動


一方、


新たな目標にとチャレンジした資格取得や社会人大学も何か違う、
満たされません。新たな自分探しに彷徨っています


「新たな自分探し」に漂泊


この背景にはようこさんが求めているのは地位や名誉や高い収入ではなく、「今、わたしは自己実現を遂げているところだ」という確信

それに伴う

自尊心の回復ではないかと見受けられます。

新たな自分をつくり出すことは決して容易いことではありません。

「自分らしさ」ということばに、安易にとらわれて、いつまでも彷徨う
中年期の女性は多いと考えられます。

ようこさんは
「自分探し」の迷路にはまり、彷徨い、漂うままなのでしょうか?

次回の後編に続きます。


ケースの課題や解決策は1つのサンプルであり、すべてを代表するものではありません。


ケースの内容/ポイントの詳細はラジオ # 21でご確認ください。⇓


                                                                                      (視聴時間:7分50秒)


あとがき


個人情報保護などの制約もあり、今のところ、最大公約数的なケースにとどめることをお詫びします。ご理解いただけたら幸いです。

ご自身とは異なる年代やライフスタイルであっても、人生体験や心情と重ね合わせて視聴してみてください。

人は自分とは異なるひとや、信条と異なるライフスタイルに対して寛容になりにくい傾向があります。

中年期である「人生の正午」は人生の大切な転換点。

人生のクライマックスに達する年代であると同時にクライマックスから
老い に向かう時期です。

さまざまな葛藤や矛盾を抱え、孤独感、不安、自信喪失に陥ることも。

他者との関わりの中での自分らしさ、個としての自分らしさの
両方のバランスのとれる状態をつくっていく、育てていく。

環境と折り合いをつけながら、一つひとつ取り組んでいきましょう。


皆さんにとって、何かしらのヒントや気づきやきっかけになれることを願っています。


with all of my thanks and friendship


+ ちょこっとした裏話

ようこさんは仮名ですが、1974年生まれを想定。その年の人気名前ランキング TOP 1です。既視感あり?!


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