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人生の転換期シリーズ #9 ワーキングウーマン(50歳前後)子どもの巣立ち/後編


「ダイアリー式メンター Haraのラジオ #22」では、
ようこさん(仮名)の子どもの巣立ちとキャリアの岐路における家族と仕事への意識/考え方の変化をメンタリングの流れに沿ってご紹介します。

ようこさんはどのようなプロセスで人生とキャリアの危機ともいえる岐路から「自分らしさ」をつくり、育てていくのでしょうか。(後編)



ダイアリー式メンタリングの流れに沿って


ケースのテーマ


・自分は誰のためにあるのか?から自分はどう生きるか?へ問い直し  
・仕事、働く意味についての問い直し
・パートナーである夫との関係の見直し 精神的交流 心理的再婚


前編 現状のポイント (メンタリング 初期)


・ひとり息子の就職、自立をきっかけにむなしさと漠然とした不安感を
 持つように
・職場ではめざましいIT環境の変化の中、年長者の生きてきた知恵、
 経験が活かされる場面が少なくなった
・夫は仕事でますます多忙。会話もめっきり減り、孤独感が増すばかり
・人の役に立ちたい
・職場と家庭での経験を活かせる仕事か活動をしたい気持ちから資格取得や
 社会人大学に賭けるも、何か違う、満たされません

 新たな自分探しに彷徨っています


メンタリングの目標


セカンドキャリアに向けての準備

・現在の仕事を継続
・人生のふり返りと、これからについて 
・夫婦間のコミュニケーション


ようこさんの気づき・変化 (メンタリング 中期)


・成長した子どもとの適切な心理的距離を保つ「ほどよい母親」へ


「ほどよい母親」へ


・若い頃から目標を立て、達成しては、また立てての繰り返し
 いつまで経っても充実した気持ちに満たされることはない
・「働きながらこどもを立派に育てる」心の拠り所も子どもは巣立ち、
 職場では居場所がなく、全てを失ってしまうかもしれないが、もうこれ
 以上頑張り続けられないと焦ってしまった
・自分には何もない
・人生/夫婦生活をふり返ると夫の気持ちや考えを知りたい


メンタリングでは多くの時間を傾聴と共感に割き、じっくりと安心な場所と時間を作っていきます。


メンターからの問い


自分が培ってきたものは何もないのか?
自分の内側に目を向けてみては?
自ら光を当てていけば満たされていくのでは?


外側に自分の求めているものはすぐに見い出せない ⇒ 空虚感


内側にあるものを認め、深めていく、育てていく


これらの問いをきっかけに、更にようこさんは自分自身に向き合います。


ようこさんの気づき・変化 (メンタリング 後期)


・知人から子どもを支援するソーシャルビジネスを立ち上げようと熱心に
 活動している20代の若者たちを紹介され、週末に活動に参加することに
・これまでの職場と家庭での経験や持ち味を遺憾なく発揮していき
   - 若者たちからは尊敬され、頼られる
   - 子どもや親たちからは慕われ、感謝される
・自分にも役立つものがあれば、次の世代に渡していければと考え始める
夫とじっくり話し合える機会が増え、夫の気持ちを知り、ともにもっと
 積極的に共有できる時間やことを増やしていこう


これらのことが重なり、セカンドキャリアに向けてのプランが具体的になっていきます。


ケースの課題や解決策は1つのサンプルであり、すべてを代表するものではありません。


ケースの内容/ポイントの詳細はラジオ # 22でご確認ください。⇓


                         (視聴時間:8分)


あとがき


個人情報保護などの制約もあり、今のところ、最大公約数的なケースにとどめることをお詫びします。ご理解いただけたら幸いです。

ご自身とは異なる年代やライフスタイルであっても、人生体験や心情と重ね合わせて視聴してみてください。

人は自分とは異なるひとや、信条と異なるライフスタイルに対して寛容になりにくい傾向があります。

外側に新しい自分を求めても作り出すのは難しく、虚しさや不安感が増すばかり。

自分の内側にあるもの、培ってきたものを深め、どう生かしていくか考えていきましょう。

どのライフステージにおいても配偶者との関係性に揺らぎが生じる可能性があります。お互いが二人のあり方を積極的に探究する姿勢が必要です。

皆さんにとって、何かしらのヒントや気づきやきっかけになれることを願っています。


with all of my thanks and friendship


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