図1

「献立を考える=クリエイティブな行為」から

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3点に注目したい。
 1.セグメントにより「重さ」を感じる工程が異なる
 2.セグメントをボヤカス行為は基本的には行わない
 3.「やる気がある」中でのため息が出る行為は、チャンス
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A 「コンダッテ」や「メニューズ」のような「献立アプリ」が伸びているが、「献立」については、まだまだ改善の余地、言い換えれば「不満」が多い。


B 献立アプリを見るということは、自分で料理をするということである。献立アプリさえ億劫と感じたり、その時間を他のことに使いたいと思うのであれば、ミールキットを利用したり、外食や宅配で済ませればよい。


A 料理をしているとわかるが、特に「自分だけではない場合」に、献立を考えるというのは非常に重い行為であるとわかる。毎日毎日、献立を考える。考えて、部材を調達し、調理し、提供していく。最もクリエイティブな行為が「献立を考える」という部分である。


B 栄養バランスや嗜好を加味して、一週間分の献立を提供してくれたり、それに必要な食材(使い切り)をリスト化してくれるものは既にある。


A 「献立アプリを使う」と一言でいっても、多くのケースが存在する。例えば、夕食全てをそのアプリに頼る場合がある。或いは、1品や2品くらいは自分で食べたいものを決め、残りの周辺を、冷蔵庫の残りなどを加味しながら、栄養バランスを考えて、提案してくれるような機能を求める場合もある。


B よく料理をする中で、私が思うのは、後者の機能が欲しいということである。今日のメインは何にしようか?この部分は、自力で道を拓く。その日の気分もあるし、家族の体調もある。冷蔵庫の残りもあれば、お買い得品に出会うかもしれない。基本的には自分で献立を考えるが、「あと、1品2品どうしよう…」というケースで頼りたい。


A 何気ない日常だが、手料理でしっかりと対応するという前提での「あと1品…」という状態は、思考的に非常に負荷が高い。やる気はあるのだが、ため息が出る状態である。この負荷が取れた場合に実感するスッキリ度も、非常に大きくなるだろう。


B 冷蔵庫内の食材と調味料については常に、アプリ内にデータを持っておく必要がある。逐一手で更新するのは余りに億劫であるため、買い物行為と連動して自動更新される必用がある。


A 自分の決めたメニューを入力すると、このアプリに限らずクックパッドなどからもレシピが出てくる。気に入ったモノ(作るもの)を登録する。自分で決めるメニューは1品でもN品でもいい。仮に「鰯の梅・酢煮」と「大根と豚ひき肉のトロトロ煮込み」という2品を検索し、気に入ったレシピをそれぞれ登録すれば、栄養バランスや冷蔵庫の中身などを加味して、小鉢や汁物などを数パターン提案してくれる。


B 作ったモノは全て、献立として登録される。改めて例えば「鰯、酢、煮」といったキーワードで自分のアプリ内を検索すると、このキーワードメニューが入った過去の献立を見せてくれる。


A かゆいところに手が届く部類では、参照したレシピを「いじった部分」を簡単にメモできるようにしておくとよい。「粒マスタードを規定量の1.5倍にした」とか、「3倍濃縮を4倍濃縮で対応した」とか。


B このような仮想アプリを想定した場合に重要なことは、ミールキットなどに浮気しないことである。セグメントをボヤカス行為は、基本的には行わない方がよい。食材の自宅配送までで留めるべきである。


A むしろスーパーで「本日大特価、鯵、一尾、45円!!」に遭遇したときに、すぐにアプリに「鯵、メイン」などと打ち込み、冷蔵庫の残りなども含めて、買増も含めて、本日の晩御飯に対応できるかを直ぐに提案してくれるといった方向性にドンドン深く入っていく方がよいだろう。


 

/2018.02.06 JK

 

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