駅の改札内の通路 - 幅が不均衡①
今日から3回(3日)連続で、表題の【身の回りの光景】を題材にして、工夫仕様についての観察(p_-) をクイズと共に展開したいと思います。
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対面通行の〔あっち行き〕と〔こっち行き〕とで、歩行区分のバランスが悪いですね。前者の方がかなり広く取られています。
そんな特徴のあるこの階段は、
駅構内のどのような場所なのでしょうか?
普段はめったに電車に乗らないという人も、少し考え巡らせてみてください。少ない情報でも『なぜナゼ思考力』を鍛えていれば気付き得る例題です✌ そばに誰か居たらご一緒にどうぞ(^^)/
答えは二者択一式です。
①ホームから改札方面へ向かう
あるいは
②改札を過ぎてホームへ向かう
のどちらだと思いますか?
もちろん、その判断の根拠も添えられないと意味がありませんよ☝
◆ご覧の通り、〔時間帯によって可動式の区切り〕ではなく、終日、この状態です。
◆そのホームは上り電車と下り電車とが共通になっている形状<島式ホーム>なので、〔ここを通過する客が乗る電車の進行方向〕は一切関係ありません🙅
◆『プラットホームたるもの、階段を上った先にあるはず』などという先入観は排除してください🚫
◆電車入線の間隔は5~6分毎で、都心のラッシュ時のような〔連発感〕や〔車両数の多さ〕はありません🚈
👇 ☟ 《ヒントと着眼》 ☟ 👇
通路幅を広くする理由は何でしょうか?
もちろん、【多くの人が通るから】ですね。それも”いちどきに” --- 、その後者の要件が最も肝心です。
『集中』がキーワードです☝
👇 ☟ 《答え》 ☟ 👇
一方向への人の流れが集中するタイミングが最も多いのは、このホームへ電車が到着した直後。
よって、本例題の答えは、
①ホームから改札方面へ向かう
の方です。
それと比較すれば、逆方向へと歩む人は分散傾向にあるでしょうね。だから相対的に狭くされてしまっています。
〔序の口〕の易しい二択問題でしたね😏
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《さらに深い追究1》
本文の最後に◆付きで追記した各要件について、もし明らかにされなければ、どのような拡張性があるか(=可能性が考えられるか)/上記の答えを覆す要件となり得るか、までも深堀りしてみましょう💡
《さらに深い追究2》
本例は、足元に線で示されているだけという”ゆるい”もので、【手すりで区切る】ような厳格なものではありません。
手すりを設置していない理由は、コスト面のみならず、臨機応変さ/融通をきかせる という意図もあるのでしょう🤔
⇒もし設置してしまうと、メリット・デメリット共にどのような点が想定されますか?
続編②③もお楽しみに(^_-)-☆
⇒リンクを追記しました👇
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