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初見では難解な語句② - 『上げ止まり』など

こちら👇の続編です🙇

 

 「誤用」に関する提起をすると多くの人が”ありふれた”議論へと邁進してしまうのでできれば避けたいのですが、少しだけ☝

 反対の意味でまかり通ってしまうのはやはり危険です⚠

 

◆『煮詰まる』

 これはあくまで、《良い展開》の方の意味です。
 〔詰〕の文字により「行き詰まる」の印象に押されている人が誤用するに至っています😩
 「煮えて食べ頃になる🍴」のはどう考えても良好では?

 勘違いを回避するためにはもう『煮詰まる』は死語にして『煮える』に慣用変換しておいた方が丸く収まりそうです☝

 

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◆『役不足』

 上司に「それほどの仕事、僕には役不足でできません!」と、謙遜している風味を”滲ませ”程度で言う。
 《役 < アナタ》の場合に用いられるのであって、《アナタ < 役》との逆転評価のつもりで言うのは恥ずかしいですね🤣

 

 いずれも、前編①での例と同様、「漢字の見た目の雰囲気」だけで勝手に意味を作り上げてしまう人が少なくないせいで培われていった例で、

《反対の意味に受け取られかねないので
 もはや使用禁止🚫》

と心得ていた方が無難です☝

「言葉の変化だ!」などと格好つけている場合ではありません🙅

 

◆◈◆◈◆◈◆◈◆◈◆◈◆◈◆

 

 本題です! 最近気になったコレ👇
 クイズ形式にてどうぞ(^.^)/~~~

A. 高止まり
B. 上げ止まり

とは、それぞれ、以下のどれが適切な解釈でしょうか?

価格などが
①高いままで下がらない状態
②上がっていたものがそれより上には昇らなくなること
③低いままで上がらない状態
④下がっていたものがそれより下には降りなくなること

 

👇 ☟ 👇 答え 👇 ☟ 👇

 

 

 

この選択肢だと正答されますね👍

A. 高止まり
⇒①高いままで下がらない状態
B. 上げ止まり
⇒②上がっていたものがそれより上には昇らなくなること
 …③を選ぶ方も数%いるでしょうか😵

 

◆◈◆◈◆◈◆◈◆◈◆◈◆◈◆

 

 それでは、具体例。

『事故発生件数が○○○○。』

に各選択肢を当てはめてみてください。

 

③が望ましい状態
④は、まぁokな展開
①は望ましくない

 厄介なのが②で、捉え方によっては
◆上昇を抑えられている
とすれば良好で、逆に
◆本来ゼロであるべき
と思えば「下がらない」「高水準のまま」との見方が強くなるので苦境😫

 

 なので、

『新規陽性者数が上げ止まり状態』

という報道には、何とも言えない違和感がありました。

 実際、どのニュアンスで使われることが多いのでしょうね。
 皆さんは的確に受け取ることができています(できました)か?

 

 右肩上がりの増加が緩んで、拡大防止策が功を奏している!との吉報でしょうか?

 あるいは逆に、多人数が未だに続いているので要警戒!との主旨でしょうか?

 

 【高止まり】と間違って用いられているようにも思えませんか?🤔

 

◆◈◆◈◆◈◆◈◆◈◆◈◆◈◆

 

《高止まり⇔下げ止まり》

 goo辞書にはそのように掲載されています。対義語です📖
 それを意識すると、【上げ止まり】という語が、なんだか”浮いて”きそうです。
~【低止まり】という語句は無いのでしょうね(>_<)

 

《”伸びしろ”充分!な話》

 テストの平均点(もしくは偏差値)が50だとします。
 A君は30でした。次のテストでは35に🆙さらにその次では40に⤴
 でも、その後はしばらく40が続きました。

 これも【上げ止まり】、ですよね??

 「伸び悩み」とも言いますが😂

 

 

 と、いうことで、小学校低学年で習う「平易な漢字を用いた語が一意的ではない慣用」に違和感を抱く人が多くないのはむしろ高度に感じる、というお話でした😅

 

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#デザイン思考 #本質 #合理化 #業務改善 #デザイン #とは #コンテンツ会議 #生活 #国語 #煮詰まる #役不足 #語句 #漢字 #高止まり #上げ止まり #慣用

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