ビジネススキルとしてUXを学ぶ。UX検定基礎を受験しました - DESIGN Memo#02
先日、UX検定基礎(第3回)を受けましたので、そのときのレポートです!
これからのUXを学びたい人はもちろん、デジタルがあたりまえのDX時代にデジタル人材の底上げにも寄与する有効な知識になると思うので、参考になれば嬉しいです。
UX検定™基礎とは?
UX検定基礎(HCD検認定)とは、UXインテリジェンス協会が運営するビジネスパーソン向けの資格試験で、UX知識を証明するものとされています。
受験のきっかけ
クリエイティブを担っていく上で、それには価値のある体験を創っていくことが求められてきています。そのためにも、UXやHCDの基本的な考え方を知識としてきちんと抑えておくのはとても重要。
そんなときに、UX検定の存在を知り、これからのデジタル時代においてUXはビジネスパーソンとして持つべき知識になっているということの表れだと感じました。
プロダクトのUIとともに語られるUXとは異なる、広い範囲で捉えたUXの全体像を体系的に得ておきたいと思い、改めて学ぶことにしました。
また検定の出題範囲はシラバスとして公開されており、UX関連の知識が網羅的に含まれていました。自身ですでに得ている知識に対してはおさらい再確認として、新たに曖昧だった部分を補う目的でこれからのデジタル時代に必要となるUXに向き合う時間になりました。
UXの定義もさまざまなシーンで異なったり、曖昧だったり、とはいえ現時点での定義を理解して、状況に合わせて変化させていく。そうすることでよりよい「UXのためのデザイン」をしていくことができると考えています。
受験に向けたインプット
まず最初に、シラバスをじっくり確認。
カテゴリごとに重要ワードがびっちり書いてあります。ひとつひとつのキーワードは、自身の業務経験上、知ってるものが多かったですが、知ってるけど曖昧なもの、聞いたことあるけど知らないもの、まったく知らないもの、ももちろんありました。
さらに、学習あたり推薦図書があります。
学習推奨図書はこの4冊。
アフターデジタル2 UXと自由
UXグロースモデル アフターデジタルを生き抜く実践方法論
人間中心設計入門(HCDライブラリー第0巻)
ユーザビリティエンジニアリング: ユーザエクスペリエンスのための調査、設計、評価手法
いくつかすでに持っている書籍もありましたが、しっかり読み込んではいなかったので、シラバスに沿ってキーワードをピックアップしながら、ひたすら読み、ひたすら調べ、ひたすら書く、の繰り返しです。
久しぶりに単語帳も作りました。
インプットのために勉強に集中しつつも、ついついアタマの中では日々の業務と照らし合わせたりしてました。
「あー、ここでこれやっておけばよかったかもな~」とか、
「あのとき、こういうアプローチもできたかもな~」とか、
「これってそういうことなのか、この視点で考える必要あるな〜」とか。
マインドやスキルに加え、マネジメントの観点からも学びになる部分はあるように感じました。
また他にも、「UXインテリジェンス基礎コース」という動画コンテンツ(有料)も学習方法として用意があります。
さいごに
試験は、100分で100問の選択式で、オンライン受験でした。
そして先日結果が出まして、無事”合格”しました!
UX検定基礎は2022年に新設、さらにはHCD基礎検定が2023年に新設、これらの検定制度が次々新設された背景としても、一般的なビジネススキルとしてのUXや人間中心設計などのデザイン思考への注目度が高まっていると感じています。
UXはデザイナーだけの知識ではなく、もっと広くメンバー同士で共通言語を持ち語り合いながら、UXのためにデザインを考えていくことが、理想的なチームづくりに向けた近道のひとつかもしれない、と思いました!
追記:7月にはHCD基礎検定も受けてみました。↓↓↓