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当社の"仕事のやり方"を詰め込んだクレドブックを刷新しました!

はじめまして。シナジーマーケティングのコーポレートクリエイティブチームです。
今期1月より、経営推進部門の直下にデザインやクリエイティブを担う、チームが立ち上がりました。各事業のデザインやクリエイティブを支援し、UXやそのアウトプットに関して質の底上げに貢献できるようなチームになりたいと思っています。

さて、その最初のクリエイティブ制作として、当社のクレドブックの制作を行いました。


背景

2021年に当社のビジョン・ミッション・バリュー(以下 VMV)がリニューアルされました。また私たちのカルチャーである、A Sense of Values(行動基準、以下 ASoVs)も アップデートされました。

価値観を正しく伝えるのはとても難しい、だからこそしっかり伝えていく必要があります。そのためには、いつでも手元に身近に置いておけるカタチ=クレドブックを当社では大切にしています。しかしながら当社のクレドブックはVMVがリニューアルされた後もそのままになっており、刷新できていませんでしたので、今回コーポレートクリエイティブチームにて制作に至りました。

「まずはVMVやASoVsのアップデートに伴い、クレドブックも素早くアップデートする」
カルチャーの浸透にあたってスピードを持ってデザインの力を発揮していく必要がありました。

制作の前に

刷新するにあたり、クレドブックが当社にとってどうあるべきか?を考えてみました。

改めて、「クレド」とは。
ラテン語で「信条」を表した言葉。ビジネス用語としては「企業の従業員の行動指針」と認識をしています。企業として従業員への意識改革や人材育成、モチベーションの向上に寄与するメリットがあります。
さらに「クレドブック」とは、行動指針や目指すべき姿が”すべて詰まった”ものです。

これさえあれば、会社のカルチャーがわかり、どうするべきか?を迷ったときも、ブレずに”志”を確認できるもの。ということで、

「すぐに取り出せ、振り返られるもの、身近におけるあるべき形が良い」

当社役員からも

  • 物理的なモノとして持っていてほしい

  • いままでの”紙”というカタチ、コンパクトなサイズ感で手元に置きたい

というオーダーに答える形でデザインを考えていきました。

掲載要素について

理念体系図、企業理念、経営原則、VMV、Misson Statement、倫理規定、行動基準(ASoVsの7項目)
今回のVMVとASoVsのアップデートで、それぞれのメッセージテキスト量がそこそこ多く、これらを一冊でどう表現していくのがいいか?というのがまず考えたポイントです。

形について

手元に置くのであれば、今まで通りカード(名刺程度)のサイズ感は変えずに制作する。
ただし、これまでのクレドブックのように見開きの冊子にしてペラペラとめくるより、全体が俯瞰して見える構成にしたい。特に「ASoVsの7項目」の各項目に関しては、親しみやすくするためのイラストイメージと、300文字以上のメッセージボリュームがあり、しっかり伝えていく必要がある。その全てが見渡せる状態を作りたい…という想いで、蛇腹スタイルを採用しました。

ただ、台割設計すると8面必要になり、8面の蛇腹折加工をした場合、用紙が厚すぎると「ばいーんっ!」とバネのように広がってしまう…薄い紙だとクレドの重みが半減してしまうのでは?という懸念を抱える中、そのちょうどいい用紙選びには少々苦戦しました。

デザインイメージについて

全体としてはシンプルにつくること。テキスト要素がとても多いため、オブジェクトを増やすことでノイズが増えてしまわないように配慮しました。また、ASoVsイラスト(これがまた雰囲気が良くていい!)これらを用いることで親しみやすさが増し、デザイン的にも十分明るくなりました。

制作を振り返って

個人的に、紙モノのグラフィック制作を行うのは大変久しぶりなことでした。台割設計や入稿データ作成、色校正。最終入稿前には、何度も細かく一文字一文字を隅々までチェックする。「印刷は絶対失敗できない!」そんな過去の経験をひとつひとつ思い出しながらデザインに向き合った期間でした。そして納品され仕上がったものを手にとるとやはり「デキタ!」という嬉しい気持ちになりますね。

さいごに

クレドブックがリニューアルされ、社員の手元に届けることができても、それがゴールではありません。
当社では全社員対象に「ASoVs Dialogue」と題して講義と対話形式のグループワークショップを随時実施する予定となっております。新たに定まったビジョン・ミッション・バリュー、さらにはASoVs、これらがきちんとカルチャーとして浸透していくこと。
またそのためにできることをデザイン&クリエイティブを通して引き続き考えていきたいと思います。

次回は、先日迎えた2023年度入社式のデザイン企画についてレポートしていきます!

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