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賑やかな年の瀬から新年を迎えて 生後9か月の記録 #育児日記
娘を迎えて9か月、クリスマスシーズン到来に私たち夫婦は浮かれていた。
それは2か月ほど前から始まった。アカチャンホンポで夫が「これ、ほしい」と目を輝かせたのが、赤ちゃん用のサンタ帽だった。780円。決して安くはない。けれど、夫からおねだりするのもなかなか珍しいので、二つ返事で買うことにした。
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クリスマス前の週末には、私の実家で毎年恒例のクリスマスパーティー。娘もご機嫌で、姉家族の子どもたちにはたくさんかまってもらい、じじばばからプレゼントされた積み木でひとしきり遊んだ。
私たちのプレゼントは、クリスマス当日の朝に渡すことにした。ピアノ絵本としかけ絵本2冊に手紙を添えて、こっそり枕元にセット。そして、いつものように娘を起こすと、「うわぁ!サンタさんからプレゼントだよ!」と大袈裟に喜んで見せた。当の本人はポカンとしたまま.....。でも、それでいい。たまには親バカしたいだけなのだ。
賑やかな年の瀬だった。いや、振り返れば、娘が生まれてからずっと、賑やかだったような気がする。夜中に眠れなくても、時間に追われていても、娘がいるだけで家中が明るくなるような9か月間だった。
義実家への帰省(と言っても電車で30分)、初詣、初売りと慌ただしく過ごすうちに、冬休みがあっという間に終了。私たち夫婦は職場へ、娘は保育園へと通う生活に戻った。
娘の行動はますますダイナミックになり、つかまり立ちで本棚から本やファィルを片っ端から引きずり出して遊んでいる。かと思えば、しかけ絵本のしかけを指1本で丁寧に動かしたり、おもちゃを箱にしまったりと、複雑な動きも少しずつできるようになってきた。
そして何より、常に笑ってくれているのがうれしい。「これどうぞ」「これちょうだい」と物を受け渡しすれば、その度にニヤッと目尻を下げ、手を振る娘に振り返してあげると、ブンブンと腕を大きく左右に振って喜びを表現してくれる。
「あぁ育児つらい、何とかならないか」とは毎日のように思っている。それでも幸せだと思えるのは、それがすべて娘のことだから。子どもが持つ力の何と大きいことか......!
こんな生活が、2025年も、2030年も、2040年になっても、ずっと続いていくんだろう。新春に感じたこの前向きな気持ちを忘れずに、この1年を、この先の人生を過ごしていきたい。