これぞマーケティングの失敗例。
このゲームは絶対にやらない、と心に決めているゲームがある。
それが、こちら。
誰もが一度は見たことがあるだろう。王様を救出するゲーム「ロイヤルマッチ」である。
プレイしたことがないのでよく知らないのだが()、流れてくる広告を見る限り俗に言う「パズルゲー」だろう。
なぜ、このゲームは絶対にやらないとまで言い切っているのか。
広告がむちゃくちゃ鬱陶しいからだ。
だいたいの無料スマホゲームは、課金しないプレイヤーのために他社ゲームの「広告」を見ることによってそれ同等の恩恵を得られるような設計がされている。
僕も年に数千円くらいしか課金しないという、ドケチスマホゲームプレイヤー様様なので、恩恵を得るために他社の広告をよく見るのだが、どの広告もほぼ30秒以内であるのに対してこの「ロイヤルマッチ」。
なんと1分以上も流しやがるのである。
長い。いくらなんでも長すぎる。
という、ただ単に「広告が長すぎるからプレイしない」ってだけの話なのだが、これは思ってみれば「ロイヤルマッチ」側からすればかなり手痛い状況だろう。
ゲームをプレイしてもらう以前に、プレイヤーが離れて行ってしまっているからだ。
人間はとにかく、「興味のない長ったらしい時間」という状況が嫌いな生き物なのだ。
これをどストレートに広告に反映させてしまうなんて、マーケティング部門は一体なにをしているのかと逆に心配になってしまうレベルである。
どのIT企業も行動経済学のプロを雇っているような気がするのだが、ロイヤルマッチに関してはそれすらも怪しい。
広告は、長ければいいってものでもないんですよね。
まあ、それが嫌ならサクッと課金してしまえばいいのだが。
最近はこのドヤ顔を見るだけでイラッとしております。←