Greeting Card
お友達に誕生日カードやクリスマスカードを送りあったりしますか?欧米に行った時に僕が大量に買うものがあります。それはGreeting Card。日本のLoftや東急ハンズなどに置いてあるものは、あまりにも種類が少なく気に入るものが見つからないのです。え、たくさんあるよ?という声が聞こえてきそうです。
確かに日本にもお誕生日カードやクリスマスカードはあります。ところが出産祝いやThank You Cardになるとなぜかミニサイズになり、種類も明らかに少なくなります。お悔やみカードなども含めてこれらは全て「多目的カード」の部類に。チョイスが大変少なく、気に入るものを見つけるのに苦労します。日本にはカードを送りあう文化がほとんどないので当然だと思います。カード文化が浸透している欧米の売り場はとても広く、探すのがしんどくなるほどの量が並んでいるのです。誕生日や父・母の日、卒業祝いのカードなどになるといかにユーモアがきいているかがポイント。選ぶのに本当に時間を要します。
Thank You Cardというのはあまり日本では馴染みがないかもしれません。お礼を言うのはメールやLINEじゃダメなの?そういうものではありません。アメリカからの帰国子女の友人に渡すものがあり小包を送った際、お礼を兼ねていたのでカードを添えました。どうも日本語では文章がしっくりこず、英語でも一言添えてメッセージを書きました。キザなことでもなんでもありません。お互いがカードの文化に長く身を置いていたので、最も感謝の気持ちが伝わる方法がこれだと思いました。
先週末、ある外国人の同僚のお母さんが亡くなられしばらく国に帰るというお知らせがきました。すぐにお悔やみカードをAmazonで探しました。Sympathy CardとかCondolence Cardと言います。Greeting Cardと言えばHallmarkが有名。カードの名詞になるくらい有名なブランドなので、正直言ってこのメーカー以外僕は知りません。このようなカードを検索する際にはHallmarkを入れると間違いはありません。彼が日本に戻った時にポストに入っているように、もうカードを書いて投函してあります。
以前娘のお気に入りの、アメリカから来た先生のお母さんが亡くなられた際にも手渡しでお悔やみカードを届けました。封もしていません。お礼とともに"You are so American."と言われました。まったく堅いやり取りではないのです。お返しもありませんしそれが好きなんです。そこには本当に気持ちのやり取りしかないのです。
年賀状をやめる人が年々増えています。ほとんどがつきあいなのでしんどいですよね。デジタルの時代に逆行する話しですが、大事にしたい欧米の人とのつきあいがある方にはカードのやり取りをおすすめします。心の距離が一気に縮むからです。英語でメッセージを書く自信がない方でも、いくらでもネットで参考になる一言が検索できます。本当に短い1行を書くだけで良いのです。もっと言うと英語があってようが間違っていようが、あなたの生の字が届けるメッセージを侮ってはいけません。見たこともないpowerを発揮しますよ。相手の手元に届くカードというものは、心に触れられたように温かいものです。そして受け取った人はあなたのことを一生忘れません。
寺ピー
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