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しもまゆさん お月様 お借りしました

ちょうど昨日このお月様について書こうと思っていたところ。
奇遇にも しもまゆさん が つぶやいていらっしゃったので、
一晩寝かすことにしました。

理由は、同じ夜にかぶりたくないのと、写真を拝借したいのと。

昨晩 日本の北の方では、雲がかかっていない綺麗な満月が光っていました。
そう「光っている」。
雲一つない夜に空を飛んでいると、こちらに懐中電灯が向けられているのではないかと思うほど、満月というものはまぶしく見えるものなんです。

そのまぶしい懐中電灯の灯りは、日本の南の方で徐々に高度を降ろしていくと、だんだんと薄くなっていきました。写真のように雲が周りを囲んで。

いま日本の南には梅雨前線があります。曇り空が広がる地域に向かって飛んで行ったからだったのです。

雲の上は晴れていたのですが、雲の下に入って見上げると雲のフィルターを通して月を見ることになります。ゆえに、雲の下にもぐっていくと だんだん月の灯りも薄くなっていくのです。分厚い雲だと月の姿すら見えなくなってしまいます。昨日はずっと薄いままだったので、しもまゆさんはお月様を地上から撮ることができたのです。

この文章 ↓ とても平易ながらも的確で、そのうえ上品で好きなんです。

"When clouds form a ring and it circles the moon, sailors know this ring means there's a storm coming soon."

by Tish Rabe

児童書に書かれている、写真のようなお月様の説明。

「雲が月の周りを囲み始めたら、
もうすぐ嵐が来ることを 船乗りは知っている。」 

曇ってきたら雨の予感しますよね。
月を囲むように空の高いところで曇っていると、朝には雨が降るようなお天気になってもおかしくありません。stormになるかどうかは、雲の厚さにもよりますが、昨夜の本州はそこまでの雲ではなかったですね。

僕的には "sailors"(船乗り) の箇所は "pilots"(パイロット)となります。海でも空でも航海・航空する者は同じような天気図を使います。
We both have something in common.
月を見上げるのもお仕事の一つという訳です。

*****

日本の航空会社では、飛行中に写真を撮ることが禁じられています。
たくさん撮りたい写真あるのに残念。文章での説明難しいなって思ってたところ、ちょうど良いタイミングで しもまゆさん が良い写真をアップさせてくれました。すいません、勝手に使わせていただきました。
どうもありがとうございました。

Gray Skies,
寺ピー


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