食行動と抑うつ
今まで、どの栄養素を摂取するべきかを投稿していました。
しかし、最近面白い論文を見つけました。それは「何をどのくらい食べるか」に加え、「いつ、どのように食べるのか」という食行動と抑うつの関係性です。
18歳~74歳の1876名を対象にした調査があります。
「1日1回以上誰かと一緒に食事をすることがありますか?」という質問に対して、「ない・週に1回未満」と答えた人は、「ほぼ毎日」と答えた人に比べて、抑うつ症状になる人が2倍以上に高かった傾向がありました。
それと朝食と抑うつの関係もあります。朝食摂取が週に1回未満のグループでは、朝食を毎日摂取するグループに比べて、3年後の抑うつ症状になる人が約3倍に有意に上昇したことがわかりました。
このように、何をどのくらい食べるかだけではなく、いつ、どのように食べるかということも、抑うつ予防において重要ということが示唆されました。