4年間の日記
僕は19歳から23歳までの4年間、毎日日記を書いていた。
本当に毎日。
学生時代の今しかない時、感じていたことを残しておきたいと思ったわけだ。
4年で終わったのは計画的ではなく、学生時代が終わり、社会人になってその青春のようなものがプツンと途切れたんだと今、思う。
そして書くのをやめてから、10年。
ほぼ日記を取り出してみることはない。ずっと引っ越すたびに持って行っているのにだ。
先日整理しようとした時にパラパラパラっと見た。
書いてあることは見るまでは忘れていたが、「あぁ〜あの時そんなことあったな!」と思う楽しみ方はあるが、今の現在の自分がどこかに行けるかというといけない。
過去に瞬間トリップすることはできても、忘れても問題なかった程度のことだけなのかもしれない。
大事なことは残っているという前提であれば。
この4年分の日記。これを持っていることで得られるものと失っているものがあるのかもしれない。目を向けるのは失っているもの。
手放すのが近いのかもしれない。