歯の被せ物ってどうやってくっつけるの?
歯科医院で行う
被せ物や詰め物の治療
それらを歯にくっつける時には
アロンアルファー、ノリやボンドで
とめているわけではありません。
歯科用の接着剤である
セメントを使用しているのです❗️
そんな歯科用セメントについて
解説していきます👨⚕️
セメントにも
一時的に使用する仮のセメントから
ずっと固定する目的の最終的なセメントまであり
それぞれに種類があり、性質が異なります。
歯科医師は
症例や治療内容に応じてセメントを使い分けます。
治療途中で短期間でつけ外しをして処置を行う必要がある場合では仮のセメントを使用しますし、半永久的に固定する目的では固いセメントを使用します☝️
実際にセメントでとめる際には
歯が濡れていると、しっかりとくっつかないので
歯を乾燥させてからセメントを使用します😊
風を歯にかけたり、綿を歯の横に置いてたりするのはそのためです。
セメントの化学的な接着力以外にも
我々歯科医師は
歯を削る時に人工物が脱離しにくいよう
保持するための形作りもします。
仮のセメントは
仮の被せ物で様子を見る時や根の治療途中などに
使用します。
仮のセメントでとめている期間は基本的に
硬いものや粘着性の食べ物を
避けた方が良いです。
最終的なセメントは
もうはずさなくて良い時、ずっと固定する目的で
使用します。
最終的なセメントを使用する時は歯の表面に特殊な処理を加えて接着させる場合が多いです。
歯と被せ物、詰め物は
セメントを介在してくっつきます。
永久的に効果が維持できると良いのですが
どうしても
・歯には繰り返しの力がかかってしまう事
・期間が経過する事でセメントが劣化してしまう事
があるため
長期間経つと外れてしまう事もあります💦
治った後も
長持ちさせるためには
清掃をしっかり行ったり
食いしばり、歯ぎしり対策なども行う必要があります🤔
治療後の定期的な管理もしっかり行いましょう!
いつもご覧いただきありがとうございます。
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