おなかポヨンが出会ったランニング
僕がランニングを始めたきっかけはタイトル通りダイエットです。
でもまさか趣味になるなんて。今回はそんなお話。
この記事を読んで少しでもランニング始めてみよっかなって
思ってもらえたら嬉しいです。
誰？このカラダ・・・
禁煙して10ヶ月ほど経った頃、銭湯の鏡に映る自分を見てふと思った。「誰？このカラダ・・・」と。ポヨンポヨンじゃん。いや、うすうすは気づいてました。でも、禁煙すると一時的に太ると言うし、歳とると多少ふっくらしてた方が健康そうに見えると言うし。と自分に言い聞かせて無視してました。しかし改めてまじまじと自分の体を見つめると切なくなってくる。
そして湯船に浸かりながら考える。眼の前を行き交う全裸のポヨンポヨンおじさん。おれもいずれ、、、いや、すでにこうなりつつ、、、いやいやいやいや、これはイカンと立ち上がり、そのままスポーツ用品店に向かいました。（服はちゃんと着ましたよ）
シューズの値段におののく
僕は食べることが大好きで、食事制限のダイエットなんて絶対ムリ。それで直感で走ろうと思ったわけです。で、スポーツ用品店のあんちゃんに、「ガチじゃなくて、ダイエット目的で走ろうかな？なんて思ってるんだけど、手頃なシューズある？ ガチじゃないやつね。」と、暗に3日ボウズで終わるかもしれないから安いシューズくれと伝える。あんちゃんは「初心者向けの良いのありますよ！」とアシックスのノヴァブラスト3を勧めてきた。お、こいつはいかにもランニングシューズという感じで見た目から速そうだ。手に取るとめちゃ軽い。ていうかこれガチのやつじゃないのか？と値段を見ると13,000円！た、たけぇ。。。
本当は5,000円ぐらいで考えていた。なんならランニング諦めたら普段履きできるようなガチっぽくないやつ。続ける覚悟がない奴にしたら13,000円は高すぎる。ただ、あんちゃん曰く、これは安いほうでしかも丈夫だと。モジモジしてる僕に「一度履いてみましょう。痩せたいんですよね？これ走りたくなるシューズだから続きますよ」と煽ってくる。とりあえず試着。ちょっと通路を走ってみる。ん？お？お！なにこれすごっ軽い！勝手に足が前に出る！確かに走りたくなる！厚底ソールのロッカー構造が新鮮で楽しくなる。気がついたらお持ち帰りしてました。あんちゃん売り上手。
いよいよ走り始める
新しいシューズを履くとやっぱりテンションは上がる。いきなり駆け出したくなったけどそこはグッと抑えて。ダイエット目的なら会話ができるスピードが効果あると、あんちゃんに教えてもらっていたので、超のんびりラン。おそらく7分/km台。これが意外と気持ちよかったのです。風は感じるけど全然疲れない。気持ち的にはいつまでも走っていたくなる感覚。とはいえ体力的には3kmが限界で終了してました。このあまり自分を追い込まない感じが初期のスタンスとして良かったんだなぁと。辛いと続きませんもんね。ちなみにその頃は週2日ほど晴れた日に走ってました。
で、気持ちいいから続けてると、いつのまにか5km走れるようになり、タイムも縮まってきました。多分人生で一番フィジカルが落ちぶれていたから、みるみる体力が蘇っていったんだと思います。つまり伸びしろだらけですごく楽しくなってきました。フォームやピッチを少し意識するだけでタイムが縮まる。嬉しくてまた走る。そうすると毛細血管が増えだして心肺機能も向上していく。気がつけば目的の体重はとっくにクリアしてるのに、走ることが楽しくてランニングを続けるようになってしまったのです。
で、気がついたら1年経ってた。
最近は週3〜4日、8〜10kmほどのんびり自分のペースで走っています。ちなみに1年前は73kg、それから3ヶ月後69kg、さらに3ヶ月後65kg、そこら辺からダイエットは意識しなくなり、ここ最近は64kg。人生で今が一番軽やかです。
趣味としてのランニング
きっかけはダイエット目的だったけど、今はただただ趣味として走っています。レースに参加するわけでもなく何のために走ってるの？と聞かれるけど、やっぱり気持ちいいんですよ、ちょっとアクティブな散歩をしている感覚です。同じ時間帯に走って、気温、日の傾き、山や草花、いろんな移ろいを感じながら、車とも徒歩とも全然違うスピード感で駆け抜けるのが気持ちいい。
他にもランニングが趣味として最高だなぁと思うことはいくつかあります。いつでもどこでも走れるし、お金もたいしてかからない、走ったあとは幸せホルモン的なものがドバドバ出るし、何より健康になれる。あとは、すごいな、えらいな、と褒められるのも良い。人から褒められる趣味ってあまりないから。こっちは気持ちよく楽しんでるだけなのにね。
この記事を読んで、少しでもランニング良いなと思った方はまずシューズ買いにいきましょう（ちゃんとしたやつね笑）
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