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真田松代は暑さに退散。
妙高からの帰途、今は長野市に編入された松代に寄る。ガードレールにも六文銭が施されている。初めての土地なのでまずはご挨拶がわりに松代城跡へ。戦国時代は海津城と呼ばれた武田氏の拠点のひとつ。江戸時代に入り真田氏が藩主となり250年間にわたりこの地を治めた。今は本丸が残っている。櫓門や石垣、木橋などは2004年に復元された。
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それはさておき、何て暑さだ。暑いというより「あづい」。クルマを出たとたん熱気の襲撃を受けたじろぐ。2日間山の上にいたのですっかり猛暑を忘れてしまった。負けてはならないと本丸最大の門で見学時のオーソドックスな入口と思われる本丸南側の太鼓門に向かう。と、ガイドブックで見ていたあるはずの木橋がない。整備から年月がたったので架け替えとそれに合わせて堀の水抜きをするのだという。なーんにも確認していなかったのでちょっとがっかりなのだ。渡りたかったなあ。
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左手にぐるっと迂回し、北側の北不明門(きたあかずのもん)から本丸の中に入る。槍や鉄砲の歓迎を受けないかわりに容赦ない盆地の熱気攻撃を浴び続ける。つぶさに見て回りたいのだが、戸隠奥社に続きここでも心臓がアップアップしてくる。命乞いをしてスゴスゴと引き返す。
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歩いてすぐのところに幕末に建てられた真田氏の城外御殿「真田邸」がある。九代藩主・幸教が義母の住まいとして建て、維新後は真田氏の私邸となった。内部をさっと観覧する。いわゆる藩校の文武学校や宝物館も一角に集中しているが、とても見て回る元気はなく観光案内所の2階の食堂で蕎麦をいただき帰途につく。足を延ばせば佐久間象山の記念館やあの「松代大本営跡」などもあるのだ。もっとゆっくりと立ち寄るべきところだったかな。
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2泊3日の北信濃の旅の昼飯はすべて蕎麦。しかしいずれも美味しかった。この日昼食をとった観光案内所2階の食堂では、帰りがけに手製のコースターをいただく。給仕されているおばあさんが作ったのか、何気にうれしい(そしてなぜかお茶請け?にうまかん棒がついてきた)。
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