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2024年11月の記事一覧

あえて、告白しないだけだもん!

あえて、告白しないだけだもん!

僕、◯◯には、好きな人がいる。
菅原咲月。かわいくて、ドジで、愛くるしくて。たまらなく大好きだ。

◯◯:おはよ〜
五百城:おはよぉ、今日もやる気なさそうな顔してんな(笑)
◯◯:うるせぇ

こいつはクラスメイトの五百城茉央。ほんわか関西弁女子。いつも咲月への告白を急かしてくるちょっと面倒な奴。

五百城:なぁ◯◯〜
◯◯:なんだよ
五百城:さっちゃんにいつになったら告白するん?
◯◯:未定。とい

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いつもおちょくってくる幼馴染に、今日は形勢逆転倍返しします。

いつもおちょくってくる幼馴染に、今日は形勢逆転倍返しします。

僕、◯◯には、幼馴染がいる。

一ノ瀬:おはよ〜♡

このきゅるきゅると効果音がついてそうな女がそれだ。 
名前は一ノ瀬美空。とにかくあざとくて、毎日おちょくってくる。

一ノ瀬:あ、そうだ!手繋いで学校行く?♡

こんな具合に。いつもは、つ、繋がないから!→も〜本気にしすぎ〜♡って一方的にやられるのだが、今日は魔が差した。
"撃っていいのは撃たれる覚悟のある奴だけ"という言葉もあるのだから、それ

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池田さんはバッドエンドを書かない。

池田さんはバッドエンドを書かない。

僕は今、すごくハマっている作家がいる。
「Telepan」先生だ。実体験をもとにした創作小説を、ネットを主戦場として投稿するとたちまちヒット。手描きの挿絵(超上手い)も人気で、毎日投稿の小噺とたまに出る長編小説の双方で最近評価がうなぎのぼりの作家として話題になっている。

そんな正体不明のTelepan先生だが、1人心当たりがある。
同じクラスで、今隣の席にいる池田瑛紗さんだ。
なぜなら、作中に登

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よくある創作小説みたいな展開を避けたら逆に彼氏にされてたんですが。

よくある創作小説みたいな展開を避けたら逆に彼氏にされてたんですが。

-ハロウィンの渋谷。
◯◯:やっぱすげー人だわ!これはスナップが捗りますね〜

僕、◯◯の趣味はカメラ。今日は撮影にはうってつけの日!
渋谷を歩きながらハロウィン感のある写真を何枚か撮っている。
次は線路の反対側にでも行こうか?そこの細い路地から撮るもありか...あれ?

男1:ねぇいいじゃ〜ん!オレたちと遊ぼうよ〜!
男2:楽しくて気持ちいことしようぜ〜!
??:やめてっ!誰か...!
男1:こ

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棒読みだけど感情豊かだと思うよ?

棒読みだけど感情豊かだと思うよ?

僕、◯◯にはとってもかわいいけど喋りが棒読みな幼馴染がいる。
そんな幼馴染はよく、感情がない人だと勘違いされる。多分棒読みでわかりにくいから。
僕に言わせてみればそんなのありえない。こんなに感情豊かな人はどこ探してもいないと思う。
だけど勘違いされている以上、本人も生きづらいだろう。
僕が理解者として支えてあげないと、と思っている。
なぜなら、僕は楓が...

◯◯:でんでんおはよ〜
楓:でんでん

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