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誰も何もしないコラム1 skitkr

 今年はspotifyでいろんなアーティストを聴こうと思った矢先にやってきた化け物アプリ「clubhouse」。ほんの1,2週間前は「なにそれ?」って感じだったのが恐るべし最大瞬間風速で我らの前にやってきた。
招待制というのがmixiを連想させるが、最初は2名までと入口の狭さが「中ではどういうことが行われているのか?」と流行りに乗りたい人たち(僕も含め)にビンビンに興味をそそった。そんな中、僕にも入るチャンスがやってきました(持つべきものはリアル知り合い)。
数日間やってみた感想は

「いまのところはめちゃ楽しい」です。

様々な芸能人が予定調和なしでルームに入り、いろいろと組み合わせしていくところをリアルタイムで聴けるのはワクワクするし、なによりオフレコトークを聴けるというのは新しいところだと思います。
特に決められたテーマがないルームで見ず知らずの人たちが「はじめまして~」と会話していくのは、ツイッターなど趣味という情報で繋がるのとは別に、まっさらな状態から始められるので、会話の照れやちょっとした緊張から一歩踏み出せば新しい自分をまた発見できていくのではないでしょうか。
マイノリティが勇気をもって存在を示す「I'm here」。2021年からは新しい形で人々が繋がっていくんでしょう。
ルーム内での会話は記録されないというところで、情報をデータ化してアーカイブする現代を逆手にとったこのアプリが大衆にどこまでインパクトを残し続けるのか楽しみです。




 そんなこともあってここ数日はなんも聴いてませんが、もう去年を超える勢いで知らないアーティストを聴いています。(そもそも2020年はほとんど家にあるやつしか聴いていませんでした。。。)
まずどっから情報を得ようか考えたときに真っ先に浮かんだのは

BEATINK

flying lotus関係でたしか発見したはずでしたが、ビート勢や新進気鋭のバンドなど紹介してくれるこの良質サイトに縋るしかないと思いまたお世話になることにしました。
そんな中、気になったのがBicep、Goat Girl、Black Country, New RoadのUK周辺の3アーティスト。
なかでもBlack Country, New Road。ポストロック的なニュアンスに様々なジャンルがまとまり、一つのエッセンスとして機能しているこのバンドはデビュー前から相当な注目を集めていたみたいで。
真っ赤な炎というよりは青い炎がつねに揺らめき、緊張感さえ聴き手に伝わってきそうな演奏は久々にワクワクしました。

Spotifyはプレミアムに入っておらず、アーティスト、アルバムのいずれもシャッフル再生されますが、やはり

「新しいアーティストの曲を聴く一発目はとても重要」

というのを再確認しています。
シャッフル再生ゆえにいろんな人たちがいろんな角度から聴くということは、シングルではなくアルバム用に作った曲から触れる人もいるわけで、アルバム全体がひとつの方向に向かっていく作品ならまだしも、曲ごとに異なったジャンルで魅せていく人たちをみんなはどう捉えていくんだろうと気になってしまいました。
1曲聴いただけで、その曲が持つ雰囲気がバンドのカラーだと認識し、その人に引っかからず、次のアーティストを聴くというのはとてももったいないという気持ちと、そういう仕様に対応していくことも現代の音楽家の宿命なのかな?という気持ちも少しありました。
アルバム単位から1曲単位になってるからこそ、clubhouseのように逆の流れがいつどのタイミングでやってくるかわからない世界で、コンセプトアルバムがメインストリームになっていく時代が来たら痛快ですよね。。。

あ、あと思ったのは携帯で音楽が聴けるこのご時世で「好きな人にCDをプレゼントする」という文化が絶滅していくんだと考えると悲しくなりました。
進化が昔の行動を懐かしみ、「あの時はよかったなぁ」なんて自分の時代最高としか言わないおっちゃんにはなりたくないので、進化の先にあるモノをつかむ自分の好奇心だけは持ち続けたいです。


 最後に、、
僕に「継続は力」と言葉をくれた友達がいましたが、近年で一番衝撃を受けた言葉でした。なにより実績を作った人からの一言だったので、座右の銘なんてまったく考えたことがありませんでしたが、

「座右の銘:継続は力」 skitkr


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