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パラアートとデジタルを融合した2024年

 昨年末、かなえたい夢&これまでの人生についてまとめた記事を投稿した。その時は、想像できない出来事がたくさんあった2024年であった。今回は少し早めに今年を振り返ろうと思う。

 昨年2023年は、二次障害のうつ病を発症し、療養しながらマイクラやRobloxで好きなものをつくりつつ、インスタで知り合った方のお子さんたちとマルチプレイをして過ごしていた。

 エンジニアとして好きなモノづくりは続けつつ、自分のように発達障害や不登校の子、様々な子の居場所になれるような人になれればと思った昨年であった。


昨年には想像できなかった多様な人とのつながり&経験

 今年度前半、会社と何度も面談をしたが、うつ病、発達障害の理解は得られず、好きな仕事だった会社を退職した。
 現在も、うつ病の波があり、療養中だが、来年から少しずつ動いていければと思っている。

 では、今年2024年を少しずつ振り返る。

1:趣味のプログラミングからライフワークプロジェクト「凸凹ひなタウン」の始動

 今年の1月、好きな絵本のキャラクターが好きなマイクラで動いたら楽しいだろうなぁという考えから、アドオン制作を開始した。なぜ、主流のJava版Modにしなかったのか?私が主流で使うのが統合版であることも大きいが、小さな子から遊べるようにと考えたときJava版より統合版のほうがプレイ人口が多いだろうと考えたためである。

 最初は、完全自分の趣味でつくりはじめた「ひなタウン」アドオン。いつも通り、インスタに投稿すると、過去一番の反響、コメント数で驚いた。

 実際に遊んでみたいという声も多かったことから今年の2月、期間限定でサーバー「凸凹ひなタウン」を公開。たくさんの子供たちが遊びに来てくれた。
 私が発達障害であることも関係するかもしれないが、子供たちは9割がた発達障害、不登校、きょうだい児など何かしらの背景を持っている子が多かった。(もちろん、どんな子でも大歓迎)

 親御さんが、凸凹ひなタウンで楽しんでいるお子さんを投稿してくれたり、親子で楽しんでくれたり、「こどもの居場所になっています」というコメントに私自身もうれしくなった。

 現在、第3弾まで行い、たくさんの新しい方との繋がりができ、凸凹ひなタウンを通しての子供たちの変化を見れたりでき、大変ありがたい経験である。思いのほか早く居場所活動をすることができた。最初にこの活動を快諾してくださった「絵本屋だっこ」さんはじめとする、関係者の皆様にこの場で感謝申し上げます。

 次回は、春休みにサーバー公開予定である。次はどんなワールドが出来上がるか楽しみにしながら、企画を考えている。


2:自分の好きなモノづくりから、デジタルサポーターに

 最初の「凸凹ひなタウン」終了後、「絵本屋だっこ」代表の庄司さんに「公認サポーターとして活動しませんか?」とお話をいただいた。その時はまだ、前職で休職中でもあったので、その旨をお話しし、退職後から「デジタルサポーター」として活動させていただくことになった。

 活動といっても、私の気の赴くまま制作活動をさせていただいている。「絵本屋だっこ」さんはじめとする関係者の皆様には感謝しかない。

 「ひなタウン」以外にも様々なアーティストさんが絵本を出版している。主にそのキャラクターたちを使用させていただいて、私の持っているプログラミング技術などで3Dモデリングをしてみたり、動く絵本を制作したりしている。

絵本屋だっこ関係のキャラクターを3Dモデリング


3:今までより、技術を広げる「自閉症プログラミング×○○」

 絵本屋だっこさんの絵本のキャラクター達を見ながら、「こういうものをつくりたいなぁ。」とアイデアが出たときに、どうしても新しい技術の習得が必要になる。今までは、マイクラ、Roblox、Blenderなどの造形関係の制作中心であった。

 しかし、それではマイクラやRobloxのアカウントを持っている人しか楽しめない。「アプリ化すれば、もっと多くの人が楽しめるのでは?」と考えた。

 また、Pythonを勉強を通して「これをアプリにできればなぁ。」と思ったことから、今年後半はアプリ開発に力を入れていた。新しいプログラミング言語、ツールも知ることができた。

 上記の「凸凹ヨムキク」は、コミュニケーション支援ツールアプリである。最初に作成した上に一番四苦八苦しながら制作したアプリである。自閉スペクトラム症、軽度場面緘黙の私が、あったらいいなぁの機能をすべて詰め込んだ。

 次に「触れる&動く絵本」のアプリ制作をした。絵本はもちろん、「絵本屋だっこ」から出版されているものだ。アプリで遊んで、実際に絵本を買っていただいた方もいて、とても嬉しかった。

 現在は、「さかなさかななんだ?」のみであるが、動く絵本も引き続き、制作予定である。

 パラアートを用いて自閉症当事者の私がアプリ開発をする。なかなか、珍しいプロジェクトではないかと思っている。

まとめ

 この1年を通して思ったことは「人生、何がどうなるか、わからない。」この一言につきる。好きなことから、ここまで多くの人とつながり、ライフワークプロジェクトもできた。来年もマイペースに創作活動ができればなぁと思う。

 この1年から、そしてそれ以前から関わっていただいた方たちへ
 この1年も大変お世話になりました!今年は特に様々な経験を通して勉強にもなった1年でした。来年以降も色々お世話になると思いますが、よろしくお願いします。

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