摂食障害と生きる③
下剤を買った私。
初めは用法用量通りに飲んでみた。
ピンクの小粒を寝る前にコソコソ錠飲んだ。
取敢えず3錠飲んでみた。
深夜3時頃、とてつもない腹痛で飛び起きた。下腹が絞られる様な腹痛だった。
トイレに直行した。
勿論、下剤を飲んでいるから下痢が出る。
量も半端じゃない。そして気持ち悪くなってくる。トイレから出ることもできない。
さすがに母親が心配してトイレまで来た。
どうしたの?と聞かれた。
私はとっさに「分からんけどお昼に持っていったおにぎりにやられたかも!」と嘘をついた。
痛さとバレたらやばい!という焦りでいっぱいだった。
夜に下剤飲むのは良くない…と言うか飲んでたらバレるよね…と思った。
翌日から、学校から出る30分くらい前に下剤を飲んだ。
何だか学校で下剤飲むなんて不思議だったし、皆にバレないようにコソコソトイレで飲んでいた。
結果的に下剤が効くタイミングが通学時間と合ってて親が仕事を終えるまでに"下剤が効いている時間"を留める事が出来るようになった。
勿論、下剤も全部家に置いておくと、何かあった時にヤバいと思って、学校に置いていたし、トイレットペーパーも見つからない程度に自分で買ってきて補充しておいた。
私は完全にバレていないつもりだった
でも、薄々両親は勘付いていたみたいだった。
ある日、突然学校の鞄を漁られた。
勿論下剤は見つかった。
父親から、これ何やねん💢下剤やんけ!こんなもんで痩せる訳無いやろクズ!出ていけ!ウ●コ臭い💢●ね!と言われ、ボコボコにされた。
サイアクだった。
でも、私は心の中でまだ学校にストックあるし、学校で下剤使えばいいか…と思った。
その時にはもう、下剤無しの生活は考えられなくなっていた。何なら用法用量なんて守らずに10錠20錠…と量は増えていっていた。
下剤を買うお金は祖父母から貰ったお小遣いを隠し持ち、下剤を買っていた。
もう、下剤に支配されていた。無いと不安で不安で仕方なくて気が狂いそうだった。